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【令和最新版】魔法の言葉

作者: まっちゃぱふぇ

令和最新版!魔法の言葉「タヨウセイ」


最近、多様性という言葉をよく耳にします。


LGBTQであったり、仕事であったり、生き方であったり


そんな最近重要視されている多様性


私にはこの言葉が魔法の言葉のように聞こえて仕方が無いのです。


なぜかって、多様性と言えば容認するしかないからです。


今の世の中は多様性を容認しないとまるで悪人扱いです。


否定まではしなくとも、難色を示すだけで悪人予備軍です。


昔からある「嘘つきは泥棒の始まり」


という言葉がありますが


令和に言い替えると


「古い思考は悪人の始まり」


ですかね?


男は泣くな、女は下だ。


と言うのは確かに良くないことだとは思います。


しかし、人権では上下関係はなくとも


ステータス面を見ると、平均的な部分で上下が生まれます


男の方が力が強く


女の方が力が弱い


最近の多様性はこの上下すら毛嫌いしています


平均的な面で見れば、男は力持ちというのが昔からのセオリーとして記録されているはずです


だから軍人等は男が徴兵され、現在も男性の比率が大きいのです。


そんな簡単なことも分からない、しかし大丈夫です。


多様性を掲げる彼ら彼女らはこう言えばこの議論に勝つことが出来ます。


「タヨウセイ、タヨウセイ、この考えは前時代である。タヨウセイ、タヨウセイ、この考えは悪である」


この呪文を唱えると、たちまち相手は悪人へと変貌してしまいます


世間は悪人を許しません


多様性と正義を掲げた人々に悪人は淘汰される他ありません。


それを見た一般的な人々が、自分は標的にされまいと


「ジュウナンセイ」という防具を身につけます


防具の効果は「柔軟性を活かし、様々な考えを認め自身の意見を曲げる事」


ですかね


こうして多様性は広がり続け、今までマイノリティだった人々がマジョリティへと進化を遂げ、今までマジョリティだった人々がマイノリティへと退化を余儀なくされてしまったのです。


なんとも皮肉な話です


マイノリティを救うために和解の言葉として広まり始めた多様性


しかし、力を持ったマイノリティにより和解の言葉ではなく他者を蹴り落とし自信を強者へと成り上がらせるための攻撃の呪文(タヨウセイ)として広まってしまった


本来多様性というのはこのような形で実現されていいものでは無いでしょう


しかし、大義を背負った人間は誰にも止められません


人間というのは、己が正義のため、己がエゴのため他者を傷つけ、否定し、潰し合う生き物なのです


そんな無価値な争いを無くすために広められたであろう多様性が、新たな火種となっているのです。


おぉ、なんとも


マジョリティというのは恐ろしいものです。

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― 新着の感想 ―
[一言]  “絶対” なんてものは絶対に無い と言うパラドクスがあるのですが、“多様性を認めない” 事を多様性に含めない今の “多様性” は結局、声の大きい人達の我儘でしか無いのです。 20~30年前…
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