表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第1章 転生から旅たち
58/475

第58話 戦馬召喚 その2

改訂2023/04/14

しばらく歩くと祠が見えてきた。


まずは、龐徳待望の馬の召喚に取り掛かるか。


手始めに……周囲の偵察および探索。


開始!!


昨日同様に、偵察粒子散開させた。


3km四方に人影が無いことを確認できた。


よし!やりますか!



召喚条件を確認すると……昨日よりも時間が早いから、周囲の粒子は少なそうだ。


一方で、召喚の対象が馬となれば、龐徳を召喚した時よりも必要な粒子の量は多そうだ。


でも、まぁいいでしょう。


昨日の異変と今日の異変に反ラゴイル派が気付いて、動き出したとしても、今日駆けつけることは無いだろう。


明日の朝には出発してしまえば、逃げ切れるはず!


よし!


「いでよ、戦馬、そして我に従えー!」


って感じかな……二度目でも恥ずかしい。


ん?


周囲に人が居ないことが確認できているんだから、カムフラージュの必要は無いんじゃないか?


そう気が付いた瞬間、自分自身に対する恥ずかしさが沸き上がった。


そんなこともつゆ知らず、周囲が暗くなり、召喚が始まった。


そして、目の前に白く大きな光の玉が現れた。


徐々に光が落ち着き、馬の形が見えてくる。


現れたのは、真っ白のデカい馬。


同じくらいか、ちょっと大きいくらいか……ぼーっと白く光っているせいか大きさが、よく分からなかった。



馬は……


なんか、ぺろぺろしてる。


ベロを出して……挑発してるのか?


なんだかマヌケで、こちらの気が抜けていくなぁ。


しかし、俺は背後から強烈なプレッシャーを感じた。


振り返ると、赤ら顔で眉を吊り上げた龐徳が仁王立ちしていた。


俺が侮辱されたと思ったのか?


今にも龐徳の怒りが爆発しそうだ。


でも、多分……そういうんじゃないと思うぞ。


ってか、凄い言い出しにくいんだけど……言うしかないよな~


オホンッ


俺は一つ咳払いをして、嫌な空気を断ち切ろうとしたが、無駄だった。


仕方ない……


小細工は無しに正面突破するか。


「龐徳くん、この馬が、君の馬だから。よろしくね。」


「御意」


小さいがハッキリとした声で返事をするなり、龐徳は馬の前に立った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ