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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第13章 ルーロック山(後編)
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第38話 メンバー紹介

”業務連絡、業務連絡~、ダークエルフ五人が仲間に加わったので、よろしく~。“


“”御意“”


“それから、グラーシュに中に入るように伝えて”


“”御意“”


少し待っているとぶつぶつ言いながらグラーシュが広間に入ってきた。


んーー、珍しいな。


不満たらたらかな?


耳を澄ませてみると、シンプルに氷の数だの、風の向きだの、雷がどうこう言ってる。


言われたから来たけど、雷づくりで頭がいっぱいで心此処に非ずか……


そんなにか……?いや、俺も雷撃てるかもしれんぞッ!ってなったら……今のグラーシュ以上かもしれんな。


エルフも羨望の眼差しで見る伝説の雷魔法とあれば、もう何も言わずに山とかに独りで籠って秘密の特訓始めちゃうかも……


ちゃんと来てくれただけ偉いな。


「来てくれてありがとうね。グラーシュ、ちょっとだけいい?」


「え?あっ、はい。」


「ダークエルフ五人がパーティに加わったからね。」


「はい。よろしくお願いします。」


「野営準備の陣頭指揮は今まで通りグラーシュだからね、五人と上手くやってね。」


「え……私?いつから野営準備の陣頭指揮になってたんですか?」


「ん?野営準備の陣頭指揮というか給仕長というか……俺は始めからそのつもりだったけど。まぁ、要するに今まで通り協力してやってねって事かな。」


「……分かりました。」


「ん……?なんか気になることある?」


「ルラン様、アルディとエレナの事は五人にお話されたんですか?」


「あ……いけね。」


グラーシュ、ナイス!すっかり忘れてたわ。その調子でランコの埋葬の件も教えてくれたら助かったのに……


自分は得られた風属性の加護を俺が得られなかったから、指摘するのをちょっと自重してたのかな。


「私も気になってたんだよねー。アルディとエレナはなんかあるの?」


すかさずマコトが突っ込んできた。


マコトの好奇心は凄いな…俺も見習わなければいかんな…


三十五のおっさんになると、そういうのも落ち着いてきちゃうんだよな~。


いかんいかん、せっかく転生したんだから、色々なものに興味を持って、若々しく……


「ルランーッ!」


「あ、ごめんごめん。えーっと、アルディとエレナだっけ?」


「そう。」


「二人は俺に召喚された存在です。俺とは思念交換ができるから、今みたいに離れたところで見張りをしてもらっていても、コミュニケーションできるから大丈夫です。」


「「えーーーーっ!」」


マコト以外からも驚嘆の声が上がった。


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