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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第13章 ルーロック山(後編)
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第30話 雷撃魔法伝説

「先の大戦の二山の協力で作れた光の壁……ルランの見立てだと雷だったよね?両方の加護をゲットしたグラーシュなら作れるんじゃない?規模は小さいだろうけど……」


「あーーッ!出来るかもーーッ!それってさ、魔法で雷撃もできるかもしれないって事だよね?」


「そう!!」


忌み嫌われて恐れられる存在のダークエルフ二人が楽し気に話してなんとも微笑ましい光景よ……


ふんふん、雷撃、雷撃ね~、雷撃……


「はっっ!?雷撃?カミナリッ!?ヤバくねッ!!!」


「わーっ!!ビックリした!ルラン!いきなり大きな声出さないで!」


「ごめん。でも雷撃ってロマンの塊やん!!」


「あ、ルランにも分かる?」


「分かる分かる、俺が魔法でやってみたいのマジでそれ!グラーシュ、雷作ってみて!」


「え……?」


「雷撃てるようにしてッ!」


「は、はい!」


「ちょっと、ルラン、落ち着きなよ!グラーシュ困ってるでしょッ!!」


「そうだよ。雷撃って無茶苦茶言ってるよ!」


「え?そうなの?でも、二人が雷撃できるって話してたんじゃん」


「はぁ……どういう風に雷を生成するかわかっていないと、作れないよ。」


「え?詳しく!」


「はいはい。雷を作ったエルフ達は、風と水属性を持っていたって話なの。でもそれは今だって備えているエルフは居るよ。でも、雷を作れるエルフなんて私は聞いた事無い。でも、グラーシュは両方の属性の加護まで持っているから、雷の作り方さえ分かれば出来るかもって話。分かった?」


「そうそう、出来る人が居て、実際に雷撃してるを見せて貰えると話が速いんだけどね~」


「二人の言ってることは何となく分かった。そういう事か……グラーシュ、雷をイメージできる?」


「ピカッと光ってゴロゴロ……ですか?」


「それは、雷が生まれた後の雷撃のイメージだよね。そうじゃなくて雷が生まれるイメージ!」


「え……?うーん、全然分かりません。」


「ほらぁ~」


「無理もないよ……」


マコトもイチオも諦めが早いなぁ……


「大丈夫だって!」


「ルラン……気持ちは分かるけどさぁ。」


「そうだよ。何が大丈夫なんだよ」


ふふふ、グラーシュはな、天才なんだよ。


とはいえ、努力するタイプの天才だから、修得までは暴発の危険もある。


「ま、祠に何かあったらいけないから、アジトに向かいながらにしようか。」


「はい!」


「おいおい、マジかよ、ルラン。本当にグラーシュに雷を?」


「大マジだよ!」


俺だっていずれは雷魔法を使えるようにしたいけど、今は仕方ない。


だって、水属性も風属性も無いんだから……


こうなったら、先にグラーシュに雷撃できるようにしてもらって、教えてもらおう。


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