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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第13章 ルーロック山(後編)
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第24話 どっちのスキル?

初めての仕事ってのは疲れるもんだけど、時間が空いたからって久しぶりにやった間伐仕事も疲れるもんだ。


マジで予想外の事態にさっさと今日の移動を切り上げて野営に取り掛かって良かった。


一度やった仕事は、どんな仕事でももう一回やることになるって思って、万全に備えておくなり、シミュレーションをしておくことが大切だよね~。


転生前の社会人時代、どれだけ飛び込みの仕事もそういう心構えで取り組んだおかけで、皆が嫌がる絶対に二度とやらないだろうと思っていた仕事が不意に任された時もサクッとこなせたんだよね~。


当然周りに貸しを作って、そのあとの俺の仕事はかなり手伝って貰って……


はぁ……今思えば、俺は転生先に持ち込めたの人生の教訓だけだな。


何も無いよりはマシか。


今はこうして愉快な仲間たちに囲まれて……


ってか、ダークエルフたちがパーティに加わってくれれば……


物思いに耽っていると、二人の声が聞こえてきた。


「なんだか賑やかになりそうね。」


「でも、ダークエルフをパーティに加えるなんて、ルランも物好きじゃな。」


「そうね、気楽に集落に寄る事もできなくなるのに・・・。」


「がはは、その辺は、考えてなかったんじゃないか。ルランの唯一の先天スキル“マヌケ”発動じゃ。」


「ふふふ、それよね。」


今夜は、おなじみの白と黒の世界で、おじいさんと先生が俺のことを笑っているところからか。


焚火にあたりながら満腹の腹をさすりながらゴロンして、不意に目を閉じた途端に寝落ちしたんだな。


「お楽しみのところ、すいません。」


「あら、居たの?どうしたの?」


居たよ……居たってか、来るの分かってて俺のことマヌケって笑い話してたでしょ?


「はぁ……教えてもらいたいことがあるんですけど。」


「あのねぇ、これから教えて貰おうって人がため息から入るって、どうなってるのよ!」


「あ!すいません……」


でも、それは御二方のせいでしょうが。


「で、なんじゃ?」


「はい、敵とかを捕縛することって出来ないかなって……」


おじいさんと先生が顔を見合わせた。


そして、おじいさんは満面の笑みを浮かべ、先生は小さく舌打ちをした。


これは、【白き理】☆15かな。


「ラクショーじゃな」


おじいさんが踏ん反り返って豪語した。


「では、さっそく教えてください。」


「光の粒子で包めばいい、それだけじゃ。」


え……そんな簡単なの?


「手順は?」


「いつも通りじゃ。」


「もしかして……念ずるだけ?」

おじいさんは満面の笑みで返事した。


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