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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第10章 ミーヴ(前編)
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第36話 あの召喚は何?

「今夜はノーダウンで、温泉も料理も愉しめた様じゃな。」


「良かったわね。」


「お陰様で、何とか。」


流石に、一度経験していれば、心構えもできるし、少なからず対処も出来るってもんよ。


「で、先生・・・」


「黒き理☆11ね」


だからぁ、早いんだよなぁ。


久しぶりの認定だってのにさ。


もうちょっと余韻というか・・・楽しもうよ。


「何よ。」


「いえ、ありがとうございます。」


「儂も!」


「え?」


「【白き理】☆11じゃ。」


「いいんですか?個人的には納得できなかった乗り物でしたけど。」


「作れたことには変わりはない!」


そう言ってもらえると、色々を試した挙句に凹んだ俺としては、救われるけど・・・。


・・・



「実は、おじいさんから教えてもらいたい事があるんですよ。」


「緊急事態で、アルディを召喚し直したんですが、なんか様子が違くて、召喚後のアルディの光の粒子密度が倍?になってるし。」


「あぁ、“重召喚”じゃな。・・・おめでとう!【白き理】☆12!!」


「ちょ、ちょっと待ってください!」


「なんじゃ、嫌か?」


「嫌じゃないです。☆12はありがたいですけど、“重召喚”ってなんですか?」


「読んで字の如しじゃな。お前さんの感じた光の粒子密度が倍ってのも、正しく把握してるぞ。」


「そうなんですか。」


「強さは、ん-、まぁ、密度に比例して単純に倍って訳ではないけど、まぁ、強くなってるから安心せい。」


「最初の召喚から重召喚できたりします?」


「それは無理じゃな。」


「重召喚は、重ねじゃからな。」


「もし、アルディがやられて消えちゃって、もう一度召喚したら?」


「それは、再召喚であって、重召喚ではない。」


「重召喚のアルディがやられて、消えちゃってからの再召喚は?重召喚状態ですか?」


「通常召喚からじゃな。」


「通常召喚した直後に、重召喚できます?」


「できるぞ。でも、お前さんは、召喚した者の強さも分からない段階で、重召喚するつもりなのか?」


「ん-・・・。」


「光の粒子も闇の粒子も、マナと違うんじゃから。」


「マナと?」


「そうじゃ。シンプルに言えば、マナは、生きてるだけで回復したり、周囲に存在して安易に用いることができる。」


「確かに、光の粒子と闇の粒子は、回収した分しか使えませんもんね。」


「・・・。それに、お前さんは、重召喚したアルディがどのくらい強くなったか把握しているんか?」


「いえ・・・。」


「もう、多分、よっぽどの事が無い限り、殺しても死なんのじゃないか。」


「マジっすか・・・」


「大マジじゃ。そのよっぽどのことに遭遇したら・・・まぁ、そんなことは無いじゃないかな~。」


「そんなことより、ちょっと、あなた、エレナは重召喚しないつもり?」


「いや、そんなこと無いですよ。出来るんですか?」


「できるに決まってるでしょ!起きたら真っ先にやりなさい!」


「は・・・はい。注意事項は?」


「特に無いわ。あなた、砂の採取で、バカみたいに闇の粒子のストック増やしたから、重召喚し倒せるわよ。」


「バカ者―!自分の使う力に使われないように、ちゃんと段階を踏んで・・・」


「冗談よ、クソジジイ!」


「ちょ・・・ちょっと、待ってください!とりあえず、朝起きたら、エレナを1回だけ重召喚してみます。それでいいですよね?」


「うむ。」


「良いわよ。」


「はい、次いきますね。おじいさんから、もう1つ教えてもらいたいことがあります。」


「おぉ!何じゃ?」



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