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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第10章 ミーヴ(前編)
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第29話 次のスキルは日常で使えるアレ

「がははははははーっ!!!スリーダウンで、ノックアウトじゃ!!!


「本当に、アホね・・・救いようがないわ。」


「今回ばかりは、腹筋崩壊じゃ。ヒーっ、ヒーっ、もうだめじゃ、完全にツボじゃ。マジで傑作じゃ。」


「面目ないです。」


「ぷっ、ぷはははは、ちょっと、すまんが、今夜はお前さんの顔をまともに見れんかもしれん。」


「良いですよ。こればっかりはどうしようもないですから。」


「珍道中過ぎよ。」


「ごめんなさい。」


「ジジイもその辺にしときなさい!」


「は~あ、すまんすまん。ひっさしぶりにこんなに笑ったわ。いや~、お前さんは本物じゃ。儂の見立ては外れてなかった!」


「そうね。間違いなく本物だわ。」


もう、何とでも言ってください。



・・・



程無くして、おじいさんと先生が落ち着き始めた。


「ちょっと、宜しいでしょうか。」


「な・・・、オホンッ!!何じゃ?」


流石おじいさん、克服してくれたね。


「有り余っているエネルギーを使って、乗り物を作りたいなぁって思いまして。」


「おぉ!それは儂の方じゃな!」


「え?そうなんですか?」


「なんじゃ、嫌か?」


「そうじゃないです、何がどっちなのか未だによくわからなくて」


「そんなもん気にせずに、聞けばいいんじゃ。」


「黒かもしれなくても?」


「む・・・。良いよ!そんなこと気にしてると、お前さんのスキルアップが遅くなるから。」


ちょっと大人な事を言ってくれるじゃん。


しこたま笑ったから、満足して、目を瞑る事にしてくれたのかな。


なんにせよ、ありがたいわ。


グラーシュのスキルや魔法は修得におカネがかかる場合があるけど、俺のは寝て起きるだけ。


お二方のおかげで、プライスレスだな~。


しかも、こうして睡眠中も、味わい深くて、楽しい時間が過ごせる。


気持ちの切り替えが上手にできるようになれば、このくらい昼と夜で色々あっても全然平気だ。


いや~、おじいさんと先生に感謝。



「で、乗り物って、どんなんじゃ?」


「え・・・自動車とかモーターボートとか・・・」


「うーん、何じゃ?」


「そうですね~。」


「アプローチを変えたらどう?」


「どういうことですか?」


「エネルギーをどう使うかって事よ。」


「単純に放出して動く乗り物にするか、円運動に変えて動く乗り物にするかって事ですか?」


「察しが良いわね。そうよ。」


エンジンやモーターを意識すると・・・。


「円運動かな。」


「であれば、簡単じゃな。お前さんのイメージする乗り物を光の粒子で成形して、エネルギーを使って円運動を創り出してそれを移動エネルギーに用いればよい。」


となると、俺が乗らないと動かないって事だよな。


まさに“ルラン専用”か・・・サイコーじゃん!!


ルラン専用・・・。


あーっ!!


ロボット作りたくなってきたー!!


3倍速い奴!


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