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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第8章 王都中央市街地(前編)
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第19話 魔法店内物色

「はい、大助かりです。」


「しかし、ご自身で転移魔法を使いながら、説明が上手くできないなんて・・・」


「いや~。幼少のみぎりからやっていると、当たり前にしちゃっている部分が多くて・・・」


「それに、タカエモンさんのように造詣が深くないので、順序良く説明できないんですよね。助かりました~。」


「長い事生きてきましたが、まだまだ奇妙なこともあるもんですな~。」


「そうだ、私たち、この後ルーロック山に向かって、風属性を修得したいと思っているのですが・・・。」


「ほほほ、そうですか。」


「ルーロック山で加護を受けれますか?」


「条件を満たせば受けれますよ。」


「どんな条件ですか?」


「エルフを助けた後に、エルフと共に祠で加護を受ければいいだけですよ。」


よし、マイール山と同じだ。


でも、都合よく面倒事が有るんだろうか・・・。


まぁ、考えても仕方ない。


とりあえずルーロック山に行って、最南の集落でマサオに会ってから考えよう。


「タカエモンさん、ありがとうございました。」


「ありがとうございました。」


俺のお礼に続いて、グラーシュも御辞宜した。


タカエモンさんは、御辞儀して店の奥に帰っていった。


どういう立ち位置の人なんだろう。


まぁいいや。


「グラーシュ、店内見て回る?」


「はい!」


興味を持つことは大切なことだよね。


「その代わり、1時間だけね。」


「分かりました。」



・・・


・・・・・


俺も店内を見て回ったけど、俺が属性を持っていないという今の状況では、興味半分にしかならない。


自分も魔法使える立場だったら、アレはどうだ、コレはどうだって妄想が膨らむけど・・・。


しかも、グラーシュには3つも魔導書を買ってあげたから、その結果の方が気になってしまっている。


結局のところ、お腹いっぱいだな。


銀縁の魔導書を見つけても、【軍】のタグを見つけても、どうしても高揚してこない。


早々に店を出てアルディとエレナに合流し、馬の背で寝ることにした。



体を揺すられて目が覚めた。


帰ってきたグラーシュに起こされたようだ。


「気になるのは有った?」


「ありましたけど、考えて見たら3つもルラン様に買ってもらっていて、その使い勝手が分かっていないので・・・」


気乗りがしなかったのか。


「まぁ、そういう事もあるよね。こういう専門店はすぐに潰れるもんでもないし、今しがた俺が大金を落したんだから、大丈夫。」


「また、来よう。ね?」


「はい。」




今夜は魔導書2冊をグラーシュに挿れるんか・・・。


1日に2冊も大丈夫か?


「グラーシュ、今夜も宿泊先も決めていいけど、魔法を覚えることになるから、それなりのところを選んでね。」


「はい。」


「それじゃあ、次は、リーチ伯爵の邸宅に向かいつつ、道中の武具屋と鍛冶屋に寄って、ボルカールの店を探すよ。」


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