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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第7章 エルフの村
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第14話 闇の分身体で出来る事

「ごめんね。ケイコ。魔法の訓練の前に、ちょっと確認しておかなければならないことがあるんだ。」


「何?」


「魔法初心者の俺とグラーシュがガストジャベリンを修得するのって、どのくらいの日数掛かります?」


「早ければ1日かな。私もそうだった。」


エルフと比較されても、さっぱり分からんな。


「おばあさんが人間に教えたことありますか?」


「すいません・・・無いんですよ。」


そしたら、2、3日かかるだろうな。


って事は、エラムの引き取りの手配を先に済ませておく必要がある。


「そうですか。本腰を入れて魔法の習得に取り組みたいので、その前にちょっと、俺とグラーシュで、済ませておきたい事があるんですけど、お時間いただいてもイイですか?」


「どうぞどうぞ。」


「ありがとうございます。」


「えー!」


ケイコが頬を膨らまして怒ってしまった。


「ごめんごめん、すぐ戻ってくるから。グラーシュ、ちょっと出かけるよ。」


「はい!」


「アルディとエレナは、おばあさんのお手伝いと馬の世話していてね。」


「「御意。」」



・・・


集落を出て、森に入った。


周囲に誰も居ないことを確認し、光の粒子と闇の粒子で分身体を1体ずつ作った。


まずは、闇の粒子で作った分身体で、立木を触って吸収してみた。


なるほど。


自分の内側に意識を向けると、木材のストックが増えたことが確認できた。


自分の中で乾燥し分解し角材を作って、闇の分身体の前でゲートを開いて、立木に向かって射出した。


ヤバいな、これ凄いぞ。


同様に、光の粒子で出来た分身体の前にゲートを開いて、射出・・・。


これもできた。


完璧だ。


闇の分身体で立木をパンチしてみる。


痛いだろうと思って、力を込められなかった。


グラーシュからへなちょこパンチって声が聞こえたような気がした。


気にしない、気にしない。


ふしぎと痛みは無かった。


そしたら、次は、エネルギーをほんのちょっと込めてパンチ!


ドォォォン!


立木がへし折れて倒れた。


グラーシュの目が点になっている。


そうでしょう、そうでしょう。


フォームが酷いへなちょこパンチにエネルギーが乗っている事も不思議だろうし、それで気を倒せることも不思議でしょうよ。


俺の保有しているエネルギーは半端じゃないから、まだまだ余裕があるが、試した後のことを想像すると怖い。


これ以上、エネルギーを込めるのは止めておこう。



最後に、分身体をグラーシュに変身させてみた。


完璧だ。


これも、そのものに成りきれている。


ただ、闇の粒子で出来た体は飛ばせないみたいだから、普段使いは光の分身体になるだろう。


これで、闇の粒子で作った分身体でのお試しは終了。


多分、黒き理☆10だな。



次は、光の粒子で出来た分身体のグラーシュに変身してエネルギーの利用だ。


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