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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第6章 特別掃討奪還連隊参加(後編)
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第17話 5つ目攻略の作戦会議

元作戦本部にて、ちょっとした作戦会議を始めた。


「まず、エラムだけど、どうしたの?」


「はい、リーチ伯爵がいたく気に入ってしまって・・・譲ってくれの1点張りなんですよ。」


「え?なんで?伯爵だったらもっといい馬持ってそうなのに。」


「私もそう思って聞いたんですが、そうではなく、エラムに命を救われたからという理由らしいです。」


「なるほど・・・。それで、なんて応えておいたの?」


「エラムはルラン様の馬なので、私には判断できませんと。」


「ははは、それを聞いて伯爵は?」


「それならば、ルラン殿と交渉して必ず譲ってもらうって豪語してました。」


「はぁ、そうですか・・・。」


帰っても、ひと悶着ありそうだな・・・。


「でも、そういうことなら、グラーシュも口説かれたでしょ?」


「はい。」


「どうしたの?」


「指輪を見せて、お断りしました。」


「ぶっ!・・・伯爵は、なんて?」


「言葉を失ってました。貴族は・・・伯爵にもなれば、なおのこと女性に断られる事はほとんど無いでしょうから。ショックだったのかもしれもしれませんね。」


伯爵でそれか・・・。


侯爵なら・・・くーっ、なんで俺、レーゼン侯爵と絶縁宣言したんだろう。


何かしらの縁を残しておけば・・・。


いや、ここは人間臭く、“気が変わった”って絶縁宣言を取り下げるか・・・。


まぁいいや。


そんなことより・・・。


「指輪と言えば、道中使ったの?」


「行使しませんでした。魔物との遭遇は何度か有りましたけど、ストークとエラムの足で逃げ切れました。」


って事は、指輪は虫よけに使っただけか。


「その指輪・・・」


「はい!ご安心ください。これからもちゃんとつけますから!」


「お、おう・・・頼むね。」


グラーシュの目力に押されて、返事をしてしまった。


“俺と一緒なら、俺が守るから、指輪要らないんだよ”って、言えなかった・・・。


言ったところで結果は変わらなそうだから良しとするか。



ただ・・・今はおじいさんが看てくれているけど、今後もずーっととなると、それはそれでおじいさんが大変だろう。


次におじいさんに会った時に、指輪が自動でグラーシュの意志に反応するようにできるか聞くとしよう。



「ルラン、もういいから、作戦の話しようよー。」


ケイコが唐突に割り込んできた。


そうだった。


グラーシュが加われば、拠点への攻撃を待っている必要は無い。


ストークとグラーシュの様子次第では、すぐに行ける。



「そうだね。これからの作戦の話をするよ。」


「はい。」


「うん。」



「まず、攻略対象は、中央の集落のみです。」


「え?5つじゃないんですか?」


「ごめん、手持無沙汰で、4つは落としちゃった。」


「え・・・。」


「んーーー!作戦の説明っ!」


グラーシュが言葉を失っているが、ケイコがふくれてる。


「ごめんね、話を続けさせてもらうよ。」


「は・・・い。」


「今は集落の、北にエレナ、南にアルディが居て、程よく“挑発”と“間引き”で敵戦力を減らしています。」


「俺は、南に回って、アルディと突入します。


「それに合わせてエレナにも突入してもらいます。」


「ケイコはグラーシュと一緒にストークに乗って、正面の門から突入してもらうよ。」


「何言ってるの、ルラン!正面からなんて、無理だよ!」


突然ケイトが声を上げた。


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