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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第6章 特別掃討奪還連隊参加(後編)
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第11話 真ん中の攻略対象

「移動しながら説明するね。」


「うん。」


「今夜は仮眠をとって、明け方に、ちょっかいを出します。」


「“ちょっかい”って?」


命を失うゴブリンやオーガにしてみれば、“ちょっかい”のレベルを超えているか・・・。


「300m離れたところからの狙撃をして、拠点内を大混乱に陥れるんだけど、攻めない!!」


「え?攻めないの?」


「拠点内が混乱していたら、南に侵攻してくることは無いと思うんだ、多分だけど。」


「そっか。」


「で、念のため、アルディを待機させて、ゴブリンとオーガが南に侵攻するために出て来たら、各個撃破してもらう。」


「そうすると、北の2拠点は2人でやるの?」


「3人でやるよ。」


「私も?」


「エルフの集落を取り返すのに、エルフの優秀な少女ケイコは、やらないの?」


「・・・」


「フォローするからさ。」


「わかった!やればいいんでしょ!やれば・・・」



説明が済んだ頃、予定ポイントに到着した。


アルディに見張りを指示して、仮眠をとった。



・・・


・・・・・


いつもの空間に行かずに、仮眠完了。


きっと、掃討奪還行動中だから、空気を読んでくれたのかな。


全部済んだ時に、大反省会になりそうだけど・・・それもまた良し!


今までで1番スキルを行使しているから、こちらとしても、しっかり反省会をしたい。



ここからは、アルディが別行動になるから、シンプルに馬が1頭減る。


オルフに、ケイコ、エレナ、俺が乗る訳にはいかないから、ここで戦馬をもう一頭、召喚することにした。



ケイコはまだ木に寄りかかって寝ている。


チャーンス!


少し離れて・・・。


良し!


召喚!



目の前に黒い球が現れた。


次第に、真っ黒で艶のある馬が姿を現した。


エラムのサイズ感が丁度良かったけど、この後、馬車を引くかもしれないから、ネロアと同じくらい大きくした。


それと、白馬は目立つとよくわかったから、黒にした・・・。


でも、艶のある黒い毛、引き締まって全身隈なく筋肉隆々、これはこれで目立ちそうだ・・・。


馬具一式も成形が済み。


名前は・・・ラムーにしよう!


すると、ラムーが嘶いた。


後方でバタバタと音がすると思ったら、ケイコが走ってきた。


「ルラン!その馬どうしたの?」


「どうと言われても・・・上手く説明できないなぁ・・・捕まえた・・・のかな。」


「・・・」


「どうしたの?・・・」


「なんか、よくわかんなくなってきた。」


「とにかく、今から狙撃始めるよ。」


「ケイコは、オルフに乗る?このラムーに乗る?」


「ラムー!」


マジかよ・・・オルフに乗ってくれよ。


・・・


でも、エレナと一緒だと、トマトジュース飛び交う、スプラッター映画を最前線で見ることになるもんなぁ・・・。


仕方ないか。



「良し、乗って!」


と言っても、ラムーが大きすぎて、んしょんしょ言ってる割に、全然乗れてない。


仕方ないから、引き上げて、俺の後ろに座らせた。



「さて、DAY2-ッ!張り切っていきましょー!」


「おー!」


ケイコの元気な返事が返ってきた。


ケイコ・・・、大丈夫かな?


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