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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第5章 特別掃討奪還連隊参加(前編)
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第6話 集合場所に合流

とにかく、おばあさんに感謝だ。


なんとなくだけど、この世界の事がイメージできたような気がする。


海の向こうにも興味が湧いて来たし。



「朝っぱらから、女と仲良く公園で、絵本ですかー?」


突然の声に頭を上げると、ガラの悪そうな男が居た。


あからさまにグラーシュの機嫌が悪くなったのが、伝わってきた。


無理もないんだけどさ。


身に付けている物からすると、冒険者だ。


このタイミングでこの装備・・・。


すかさず立とうとするグラーシュを手を出して制止した。


「ついつい、童心に帰りましてね。って、もしかして、みなさん、これから“南の英傑”ですか?」


「なんだー?もしかして、お前らもかぁ?」


ビンゴ。


今回は、数を集めようとしているみたいだから、変なのも集まってきちゃってるんだろうな~。




だとしても、いざこざを起こすのはちょっと避けたい。


「そうでしたか。私も参加いたしますので、お手柔らかに、よろしくお願いします。」


俺がそう言い終わると、男が影の中に入った。


驚いた男が振り返ると、大男と巨体馬、もとい、アルディとネロアが立っていた。


「何か?・・・」


アルディがプレッシャーをかけた。


「いえ、何も・・・」


そういうと男は去っていった。



やっぱり、体の大きさって重要だな~。


試しに、俺の身長、2mくらいにしてみようかな。



「そろそろ行きますか?」


グラーシュの声で我に返った。


「そうだね。行ってみようか。」



・・・


・・・・・


“南の英傑“の正面広場は、だだっ広いってのに、黒山の人だかりだった。


集合時間前だってのに、みんな気合が入ってるな~。


「特別掃討奪還連隊に参加の方ですか?」


突然声を掛けられた。


声のした方に目をやると、女性職員が居た。


昨日の人とは違う。


グラーシュが対応を始めた。


そうそう、グラーシュが当事者で、他はみんなグラーシュのお手伝いさんだからね。



しかし、人が多いな。


昨日来た時よりもはるかに多い。


他のギルドで集めた人員もここに集まっているのか。



それに、女性も目立つ。


この世界は女性の冒険者も多いんだろうか。


それにしても、かなり軽装な人が多い。


グラーシュと同じくらい露出が高く、武器も持っていない。


現場に到着したら、武装するのかな。


道中も危なそうだけど・・・




「道を開けろー!どけどけー!」


突然大声が上がった。


「真ん中開けろって言ってんだろー!さっさと開けろー!」


正面の門から広場まで、真ん中が開いた。


そこへ、騎兵の護衛付きの馬車が10台入ってきた。


先頭の3両からは、独りずつ、残りの7両からは、計17名が下りてきた。


総勢20名の仰々しい軍服を着た一行だ。



なんだろう・・・いやな予感しかしない。


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