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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第5章 特別掃討奪還連隊参加(前編)
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第2話 闇の粒子で召喚

目が覚めた。


まだまだ暗い。


グラーシュは隣で寝ている。


今のうちに召喚するか・・・。


召喚しても、民宿の老夫婦から上手く目を盗んで、外に出せるだろうし・・・。


ただ、馬は無理だろうな。


サイズが違うから目立ちすぎる。



まず武将を召喚だ。


成功したら、グラーシュを起こして先に俺は民宿を出て・・・。


外で俺は馬を召喚し、二人のチェックアウトを待つ・・・っていう段取りにしよう。



さて、とにかくやってみますかね~。


呼び出す武将は決まっている。


ただ、呼び出した後に容姿をいじると、本人もショックを受けることがアルディの時に分かったから、今回は始めからアレンジする。


そうすれば、別の体に転生したって本人も納得できるからね。


俺がそうだったように。



誰も居ないこの部屋で召喚するんだし、グラーシュは寝ているんだから、サクッと念じて召喚しますか。


ん-っと・・・よし、イメージは出来た!


行くぞ!


「おはよう・・・ございます・・・」


「へ?」


グラーシュが起きてきた。


眼をこすりながら近づいてくる・・・。


ちょ、待て、なんて格好してるんだ!


全然体のサイズに会ってない下着姿ぁ・・・あ!!


やば!


邪念が入った!?



目の前に黒い球が現れて、徐々に人の形になっていく。


姿を現したのは・・・。


ナイスバディで、黒髪、白い素肌に黒いビキニアーマーの女武将だった。


しかも、身に付けている黒いビキニは、サイズが合ってない。


上下左右に、漏れ出ているし、ビキニというより下着っぽい形のような・・・。


後ろはT○ックだし・・・。


完全にグラーシュの素敵な横槍が差し込まれてますやん。


やらかした―!



「我が主よ・・・!?」


「いや、ごめん、そんなつもりじゃなかったんだけど、たまたま偶然、不慮の貰い事故があって、煩悩がさく裂して、でも、稀によく有るラッキーで・・・。」


「・・・」


「ホント、ごめん。お前のイメージは、これと全く逆なのに・・・。」


「その理解が主にあるならば、私はこれで全うします。」



“がはは、サイコーじゃ!!”


“クソジジイ!良くないわよ!!”


頭の中で、2人の声が響いたような気がした。


これで☆の数が劣るおじいさんが、サイコーって言うなら、これでいいか。


ってか、先生、ちゃんと☆くれるよね。




もういいや。


召喚し直した時に、性格とかに変な影響が及んだりしても嫌だし・・・。


とりあえず、長い丈のローブを闇の粒子で成形し、着せた。


「武器は何が良い?」


「槍を。」


ちょっとアレンジして、同じく闇の粒子でハルバードを成形して見せた。


「これはどう?」


「有難く。」


「弓は?」


「どちらでも」


「そしたら、ちょっと保留ね。まだうまく作れないんだ。ごめんね。」




ふとグラーシュを見ると、まだ寝ぼけている様子だ。


ポカーンとこちらを見ていた。


まぁ、良いか。




「名前は・・・エレナ・マキシフェルトで、いいかい?」


「御意。」


「御意は止めて!見た目に合わないから。それと俺はレウラント・リフィンスターね。普段はルランでいいよ。」


「分かりました。」




「グラーシュ、俺とエレナは先に出るよ。外で戦馬を召喚するから。」


「は・・・はい。」


「急がなくていいからね~。」


「はい。」




さてと・・・スニーキングミッションだ!


老夫婦に見つからないように、この民宿を脱出だ。


・・・


せっかく気合を入れたのに、何の苦労もなく外に出れた。


2人とも爆睡してるのかな。


歳を取ると朝は早くなるというのは、結局、個人差があるって事だね。


安易な決めつけは良くないって、よくわかりました。


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