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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第4章 王都(南部)
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第23話 新しい力

「なんじゃ?何が知りたいんじゃ!」


「光の粒子を飛ばして、ホログラフィーって出来ますか?」


「ホログラ・・・なんじゃ?」


あ・・・。


「えーっとですね。例えば、光の粒子で俺を形作って、遠くに居る相手に飛ばして、メッセージやジェスチャーを送る事って出来ますかね。」


「ん?よくわからん、どういうことじゃ?」


「例えば、ここに居ても、レーゼン侯爵の前に光の粒子を送れますよね?」


「うむ。」


「レーゼン侯爵の前に光の粒子が到着したら、その光の粒子が展開して、俺の形になって、レーゼン侯爵に、「お世話になりました」って言いながら、お辞儀することができますか?」


「おお、そういうことか。できるできる。初めから具体的に話してくれれば分かったのに。なんじゃそのホロ・・・グ・・・とか、カッコつけるな!」


く・・・。ホログラフィーが分からなかったのは、おじいさんなのに・・・一言多いだろ。


「方法は、念じるだけ?」


「そうじゃ。」


「コストは、光の粒子1つ?」


「違う!送りたいのがお前さんと同じサイズなら、中空だとしても、形になるくらいの量は要るぞ。」


「メッセージやジェスチャーの内容は?」


「念じればいいだけじゃ。」


「送って、メッセージを伝えた後の光の粒子はどうなります?」


「お前さんが戻そうと思えば戻って来て、ストックできるし、そのまま散開でOKなら散開させることもできるぞ。」


「そのほかに注意点は?」



「そうじゃなぁ。注意点・・・というか。さっきの例え話で言えば・・・成形して飛ばした体で、レーゼン侯爵に触ることもできるぞ。便利じゃろ。」


・・・


は?


なになに・・・・。


「え?」


「元気してる~?って肩叩けるぞぃ。」


「マジですか?」


「マジじゃ。」


「もしかして、それ、数の制限ある?」


「光の粒子があるだけ出せるぞ。」


「持っている光の粒子には限界があるから、いっぱい使いたいなら、ちっちゃくすれば良い。」


「もしかして、光の巨人の大攻勢出来ちゃう?」


「できるぞ。」


「ちょ!前話したら怒ったじゃん!」


「前は前、今は今、今のお前さんは、力の使い方と向き合って、自分なりの答えを見つけたように見えたから!」


「そうですか。・・・あれ?」


「どうしたんじゃ?」


「そうすると・・・」


「ん?」


「先生、闇の粒子で送れます?」


「無理ね。」


「闇の巨人の大攻勢は?」


「できるわよ。」


「やば。」


「ちょっと待てー!」


「はい、どうしました?」


「☆!」


「落ち着いてください。メッセージ送信で☆1つ、光の分身で☆1つ、闇の分身で☆1つなら、全部実践して、【白き理】☆7、【黒き理】☆7で、同点ですよ。」


「おぉ・・・そうか・・・。」


「バカね。とにかく、まずは実践しなさい。」


「はい。」


「今夜は1人部屋でしょ?」


「あ!」


「早く起きなさい!今がチャンスよ!」


「はい!」


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