表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第3章 王都
140/475

第25話 自分が出来る召喚の癖

「そしたら、1つ教えて下さい。」


「なんじゃ?」


「光の粒子で、魔法使い召喚できます?」


「ん?・・・お前さんの考えている魔法使いの召喚ってどんなんじゃ?」


「そりゃあ、片手で火を、片手で氷を出して、合成して弓矢のように・・・」


「何の話じゃ?」


「すいません。火を使ったり、風を操ったりする魔法使いですかね。」


「お前さんが、それらの属性を全く持っていないのに?」


「え?」


「普通の召喚なら、召喚者の属性なんて関係ないが、お前さんの召喚は召喚者に大きく影響される。」


「何故です?」


「普通の召喚は、贄をマナに変えて、そのマナをコストに召喚するか、自分のマナをコストに、召喚する。」


「それならば、自分の属性は関係なさそうですね。マナが足りているかどうかってだけですね。」


「そうじゃ。それとは違って、お前さんの召喚は、お前さんの光の粒子で行う。」


「そうか。」


「まぁ、言うなれば、光の粒子の熟練度の範囲内でしか無理じゃ。」


「それって・・・」


「勘違いするでないぞ。召喚された者は、お前さんと同じ【白き理】は持っていない。」


「え?」


「お前さんの習得した【白き理】の中で、それっぽいことができるだけじゃ。」


おいおい、いきなり砕けたな。


それっぽいって何だ?


「もっとも、その召喚された者の固有のスキルや技術のうち、光の粒子由来でも出来そうなものは残っておる。」


アルディの鬼化?は光の粒子由来でもできるものだから、備わっていたという事か。


「お前さんが、最初に武人を召喚したのは正解じゃったな。多分何も考えずに、たまたまそうしたのじゃろうけど。」


えぇ、その通りですよ・・・。


しっかし、困ったなぁ。


そうなると、このパーティで魔法使いの増員は、召喚以外の方法を考えなければならないという事か。


きっとこれは、闇の粒子でも同様だろう。


お構いなしに召喚し続けると、グラーシュと同じ、物理でぶん殴るキャラばかりの武闘派集団になってしまう・・・。


この転生した異世界が魔法中心で回っている事から考えると、魔法使いを是非パーティに迎えたい!


・・・


・・・


「他にあるじゃろ!」


あ・・・やば、ただの質問コーナーになってた。


これだと習得して☆6~って流れじゃないよね。


・・・


「凄いシンプルでもイイですか?」


「何じゃ?」


「集めた光の粒子をものすごく集中させると、モノを発火させれます?」


「へ?」


「火起こし苦手なんで・・・」


「そんなもの、今のお前なら、有り余ってるエネルギーのストックから使えばええじゃろ!このマヌケ!」


あ・・・。


そうだった。


あのシミュレーションの・・・都心が吹き飛ぶ結果が衝撃的過ぎて、全く思いつかなかった。


「すいません。」


「もー!いー!」


おじいさんは背を向けてしまった。


「ちょっと待ってください!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ