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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第3章 王都
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第15話 属性鑑定球との再会

すぐに店員は戻ってきた。


「お客様がお探しの物はこれでしょうか?」


店員が持っている箱の中に、トラウマになりかけた6つの球が入ってた。


「これです、これです。幾らですかね?」


「60Gとなります。契約税込みで、60Gと120,000Yになります。」


「――!?」


バカ高いやんけ!!


ふぅ・・・、落ち着け、俺。


「へぇ、ちょっと高くないですか?」


「こちらは団体様の業務用なので、普段は店内に陳列もしていませんし、一品物になりますので、値段も高くなっています。」


店員が嘘を言っているようにも見えないし・・・。


なるほど、そうなのか・・・それなら、仕方ないか。


“彼を知り己を知れば百戦危うからず”っていうからね。


随時、自分を知るために買っておきますか。


「その6球買います。」


「お買い上げありがとうございます。以上で、宜しいでしょうか。」


「はい。」


俺の返事を聞いたグラーシュが支払を始めてくれた。


俺は、支払いが済むまで店内をブラブラした。


数は少ないが、【軍】というタグが付いてる物や、銀色の縁取りがされている物がある事に気が付いた。


その両方の特徴を持っている物もある。


【軍】ってのは、王都軍で採用されている魔法という事かな?


王都軍ってのがあるのか知らないけど。


銀色の縁取りが施されている物は・・・なんだ?


「ルラン様」


振り向くとグラーシュが紙袋を掲げて見せた。


ちゃんと買えたようだ。


「ありがとう、グラーシュ。ちょっと店員さんに聞きたいことあるから、グラーシュは自由に店内見てて良いよ~。」


「はい。」


遅れて店員が近づいてきた。


「ありがとうございます。」


「いえいえ、そんなことより、ちょっとお聞きしたいことがあるのですが。」


「どういったお話でしょうか?」


「この銀色の縁取りと【軍】のタグは、どういう意味ですか?」


「あぁ、それですか。」


「まず、何の縁取りもされていない物は、“コモン魔法”、“コモンスキル”です。」


ここにはスキルの本もあったのか。


そんなことも分からずに俺は見て回っていたわけだ。


情報収集の必要性は増すばかりだ。


「銀色の縁が付いているのは、“レア魔法”、“レアスキル”です。」


「レア?・・・」


「お客様、これを習得すると、英雄か聖人になれますよ!」


「ははは、英雄に聖人ね~。」


「何か気になった物はございますか?」


お会計がスムーズで、そんなところまでチェックできるほど時間なかったでしょうよ。



「ははは。そうですね~、あ!【軍】は?」


「すいません。説明の途中でしたね。【軍】は、“対軍”という意味です。」


「対軍!?」


「そうです。」


なんか・・・、イイ!


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