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転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第3章 王都
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第8話 新体制の始まり?

目が覚めた。


目の前には、グラーシュ!?


手には・・・おっぱ・・・!?


慌てて手を引っ込めた。



え?


どうして?


なんで一緒に寝てる?


「・・・おはようございます。・・・ルラン様」


「へ?・・・あ・・・うん。おはよう。」


吐息交じりのグラーシュの挨拶に動揺が隠せなかった。


落ち着け、俺。


「どうして、同じベッド?」


「この部屋にベッドは一つしかありません。」


あ!


そうだ、この部屋、このホテル、アッチ系だった!


くーっ。


なんか、先生の高笑いが聞こえたような気がした。


上手いこと誘導された!


急いで、カーテンを開けた。


まだ外はうす暗かった。


あぶね!


「グラーシュ、ごめん、準備して出るよ。」


「・・・え!あ、はい!」


「なんか、朝早くの出発ばかり続いて、ごめんね。」


「大丈夫です。気になさらず。」


グラーシュの協力もあって、素早く外に出ることができた。


出来るだけ広く、薄く光の粒子を回収するように念じた。


よし!


かなり集めれたぞ。


いい機会だ、このまま王都のサイズを把握しておこう。


カンタは、直径30kmくらいの集落だった。


王都はどうかな?


集めたばかりの光の粒子から用いて、偵察開始!


次の瞬間、偵察が完了した。


王都の直径は・・・


200km超!?


デカッ!


エラム達で、ただ駆け抜けるだけでも4、5日かかるぞ。


偵察の結果、いくつも気になる箇所があった。


王都もなかなか面白そうだ。


しっかし、偵察をする度に思うが、早すぎやしませんか。


そりゃ、王都の淵を確認して帰ってくるだけだろうけど・・・


どうなってるんだ。


まだまだ、光の粒子の奥は深い・・・って事かな。


・・・


・・・・・


光の粒子の回収も終わった。


これで晴れて、俺も戦力だ。


改めてコンパクトハンドガンと仕込み(ライフル)をまじまじと見てしまう。


「ルラン様、それは?」


グラーシュが興味津々にハンドガンを見ている。


「新しい俺の武器だよ。」


「いいですね。」


「ははは、出来ることなら使いたくないけどね。」


そういって、俺は腰にハンドガンを隠した。


杖は・・・手に持っていた方が、違和感ないよね?


なんか爺臭いけど、仕方ないか。


・・・


新しい武器を得て、俺も戦力に加わった。


と言っても、傍から見れば、3人のうち、メインがアルディ、それを補佐するグラーシュ、保護されている俺って感じだろう。


その意味では、カムフラージュは完璧と言える。



しかし、これを放置することは不味い。


アルディは召喚された存在だし、光の粒子だけで作られている。


俺も、ラゴイルの体を離れ、新しく作った光と闇の粒子で作られた体で今存在している。


つまり、俺らは、多分以前俺を判定した六つの球にかかれば、“空”と評価される・・・はず。


そんなことをしたら、追われる身が再開してしまう。


“空”の存在に興味を持たれないことも有るだろうけど、リスクは上手に管理することが大切。


そうなると、やっぱり、メインがグラーシュで、それを護衛するアルディ、俺はグラーシュの補佐ってところが無難だな。


そう思ってカーナルフォンカンタとのやりとりを行った訳で・・・。


うちらの財布を握っているのがグラーシュだから、意外とすんなり受け入れられた。


俺が攻撃の手段を手に入れて“補佐”味が増したことで、このカムフラージュ体制は、より強固になった・・・ような気がする。


最後に、三人にこれを理解してもらえば盤石・・・かな。


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