表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生しても”はぐれもの”  作者: C-HAWK
第3章 王都
118/475

第3話 王都に入って初説教 その2

今度は指の先のゲートを小さく絞って、そのサイズの弾丸をイメージして・・・。


看板の“王”と“都”の間を狙って・・・


「発射!」


・・・


ん?


発射できたのか?


手応えのようなものはあったが・・・。


探知用の光の粒子を飛ばして確認する。


一応、“王”と“都”の間に穴が開いている。


え?この距離で、音もたてずに、刹那の間に着弾したの?


・・・


どうしよう・・・混乱してきた。


「加減してみたようね。」


「はい。」


「それで・・・、分かってもらえそうかしら?」


「ん-、やった本人がよくわかっていませんからね。周りで見た人には無理でしょうね。」


「どのくらいの威力ならよさそうじゃ?」


「この世界の魔法や科学の範囲でしょうか。」


「うむ、察しが良いな。ひとまず、威力の上限はその辺が参考になりそうじゃな。」


でも、その“この世界の魔法や科学”を分かってないから困っちゃうんだよな~。


「カムフラージュの方法は?」


「同じく、理解を得られる範囲というと・・・この世界の魔法や科学・・・“常識”の範囲ですかね。」


「そうね。」


「で、それは、どうしたらわかる?」


「情報収集ですね。」


「じゃな。生計を立てる方が気になるかもしれんが、幸いにも、お前さんが持っているおカネは、かなりの額のようじゃな。


「そうっぽいですね。」


「つまり、当面の間は、稼がんで、情報収集に集中しても良さそうじゃ。」


「そうなんですけど・・・。」


「やっぱり気になるか・・・。生計をどうしてもすぐに立てたいなら、儂に良い考えがある。」


「なんですか?」


「アルディにでも頼んでできる範囲の事をさせたらどうじゃ。アルディはお前さんの召喚に応じて、ここに居る訳だし。」


「あぁ、その手がありましたね。」


「それに、王都に居る限り、ゴブリンの奇襲は受けんじゃろ。」


「確かに。」


アルディでも出来る仕事を探さなければ。


「話が脱線してるわ。」


「すまんすまん、それと、気になったんじゃが・・・」


「何ですか?」


「お前さんはエネルギーそのものの放出が、どーーーしても、したいんか?」


「・・・」


そりゃあ、まぁ、か○は○波や霊○は、俺の小さい時からの憧れで、いつかやってみたいってどんだけ願ったことか・・・


でもそれは夢のまた夢と分かり、諦めた、現世では。


その諦めた夢が、今ならできるとわかったら・・・そりゃ、やりたいでしょうよ!


なんて言ったって、小さい時の悲願よ!


・・・


でも、カムフラージュが思い付かないうちは、保留するしかない・・・。


「威力調節とカムフラージュが済むまで、力の行使ができないとなると、お前さんにできることは何が残ってる?」


「・・・」


「武器成形により手元にあるダガーを振るう位じゃろ。」


「襲われても、左手の闇の粒子と右手の光の粒子があります。」


「左手で闇の粒子を使うのも、カムフラージュしなきゃでしょ!」


「そんな!?」


「わかったか?今のままでは、お前さんにできることが少なすぎる。」


「はい・・・。」


「そこでじゃ」


「・・・」


「エネルギーを何かに加える方が、分かり易いんじゃないか。」


「エネルギーの放出は?」


「一旦保留じゃ。」


「やっぱりそうですよね。」


「ゴブリン戦を思い出せ!」


ゴブリン戦・・・遠距離から毒矢を浴びた・・・。


そうか!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ