番外編ー地図
この世界の地図(まとめ?)的なものです。
正直、本編とはこれといって関係はしてないので飛ばしてもらって結構です。
〇カルミア王国
首都 王都シャルシア
人口 570万人
国土の大部分が平地に面する封建国家。国王はいるものの地方貴族の権力が強く、影響力は弱い。
建国は250年前に遡り、かつてはエストリア帝国の一部だったが、当時の皇帝により辺りの統治を命じられていた大貴族(現カルミア王族)側が一方的に分裂し独立国となった。
その関係で、エストリア帝国との関係は劣悪であるが、民間同士での貿易は盛んでエストリア帝国と同国は有数の貿易相手でもある。
〇エストリア帝国
首都 帝都バル・アレ
人口 1700万人
大陸中央からやや下辺りに位置する大国。現在は女帝が国家元首を務めている。
その建国の起源は1000年前に遡り、最古参の国家でもある。
国土は膨大であるが、モンスターの群生地やダンジョンなどが多く乱立しており、その影響で未開地も多い。
しかし帝都周辺には、起源不明の"肥沃の加護"の影響下にあり、土地自体は狭いが凄まじい食糧生産能力を誇る。カルミア王国へは、食料品の輸出が最も多い。
また、現在の女帝になってからは、種族への差別が強く禁止され、その影響で数多の種族との混合が進みつつある。
また、魔法後進国であるが、近年、魔法技術に力を入れ、魔法に対する理解を深めている。
〇神聖リベスタ教国
首都 聖都ウォーリスア
人口 870万人
500年前魔族が世界を圧巻した時代、魔王を討伐するため、異世界に召喚された勇者により建国された国家であり、現在はその七人の勇者を神とする"七勇教"を国教としている。
しかし、現在勇者の全ては死亡、または行方不明になっているため七勇教の幹部たちの合議制である。
また、その成り立ちから魔族を敵視しており、魔族と友好関係であるエストリア帝国すら敵対している。
また、魔法が非常に発達しており、その魔法技術によりインフラが整っており、生活レベルは世界有数レベルで高い。
〇魔国連邦
首都 魔都リーブラ
人口 2800万人
数百の魔族部族の連合体で、大陸中央を制する超大国。
部族の中で、最も優れた者を集め殺し合わせて、最後に生き残った者を魔王に据えるという血生臭い方法で国家元首である魔王を決めている。
500年前は、数百の魔王が存在する黄金期で、大陸の大部分を植民地に置いていたが、人間側が勇者を召喚し対抗。その激戦に次ぐ激戦の結果、現在の領土に落ち着いた。
基本的に魔族は人間を見下しており、人間は国内では奴隷として扱われている。逆に人間国家でも魔族は忌み嫌われており、酷い差別下にある。
また現在の魔王は、最年少かつ女性である。
〇アヴァンブルム都市国家群
首都 該当せず
人口 延105万人
かつて、エストリア帝国で迫害を受けていたエルフが、未開の半島に移住したのが起源である。
それに続くように、獣人や竜人、人間が移住してきた。しかし、お互いに虐げられてきた歴史からか、種族同士で交わることがなく現在のように種族ごとに都市国家を形成するようになった。
また半島には、多くのモンスターが生息しており、それに対抗するために技術力が高いのも特徴である。
それに加えて、旧文明の遺産が多く発掘されることから、この地が旧時代の中心地であった可能性が示唆されている。
〇リヴァン龍公国
首都 アルミアナ
人口 240万人
大小様々の島を領土とする国家。
遥か昔に龍神により生み出されたと自称する竜人種の国である。
その実態は謎に包まれており、高貴な血とされる竜王族によって統治されていると言うことしか詳しいことが分かっていない。
またエストリア帝国以外とは貿易しないと言うある種の鎖国状態である。しかし、竜人族自体は世界中に広く散布しており、彼らが鎖国しているからと言って特段珍しい存在でもない。
また現在のエストリア帝国の女帝は、竜王の血を引く一族と先代皇帝とのハーフである。




