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非日常奇譚/絞殺欲求・十二支編  作者: 柊木 渚
ヨクボウニマミレル
36/36

【ヨクボウニマミレル】弌【

 どうしてあの人は私に気が付いてくれないのだろう?

 これ程までに欲望を解放してあげているのにどうして神様は私に見返りを返さないのかしら?

 もっと増やせばいいのかしら?

 それとももっと減らせばいいのかしら?

 分からない事だらけで気持ち悪い。

「ねえ、早く会いに来てくださいよ。早く私を見つけ出してくださいよ。大城 白野様」

 言葉は伽藍の部屋に染み渡るだけで返事はこない。

 今宵は月に一度の晩餐会。

 良いも悪いも私次第。

 選り取り見取りの現状を用いて彼に授ける最愛であり宿命の日。

 気を取り直して

「さあ、始めましょうか」

 伽藍の部屋を抜け、私の思うがままにこの都市を歩き続ける。

 彼の居るこの都市を隅々まで歩き続ける。

 そして私は欲望に至る。

「美味しそうなもの見っけ」

 囚われなど知らず。

 怯える者の手を取り。

 私の欲望をだらだらと垂れ流しながらその者に接する。

「ねえ、貴方の欲望をさらけ出して」

 私が贈る彼への欲望の結晶。

 誰もが欲しがる愛の具現化。

 これ程までのプレゼントを渡せるのは私だけ。

 今度のも彼ならさぞ嬉しがってくれるのでしょうね。

 ミュージカルの演者の様に心躍らせ、音楽の様に舞台をこれでもかと沸き立たせる。

 こうしてシンデレラは王子様が駆け寄って来るのを気長に待つのです。

 いつまでもいつまでも。

これにて絞殺欲求・十二支編は終了です。

次編に関しましては十二支編の改稿等を済ましてからになりますので少し間が空いてしまいますがご了承ください。

一応の編の終わりという事で

本作を読んでくださり誠にありがとうございました。


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