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エピローグ 忘れられない記憶

前回の前書きは失礼しました。気にしないでください。

ここで遂にチハ終了。…って冬休みの半分をここで消費しちゃってますよ!あと神龍のほうのクリスマス特別企画ラジオとか?

まともな艦魂作品丸ごと一つも書いてなーいっ!と今更気付く。

では、続きは後書きで。


 占守島の日本軍はこのように八月二十一日の武装解除でソ連軍に武器を引き渡してその後、この占守島に上陸したソ連軍が、八月二十六日に松輪島まつわとう、そして樺太から来たソ連軍が、択捉島えとろふとうの日本軍を八月二十九日に、色丹島しこたんとう国後島くなしりとう歯舞群島はぼまいぐんとうの日本軍を九月一日から四日までの間にそれぞれ武装解除した(そして後にこれは北方領土問題として現在まで引きずることになる)

 その後ソ連軍は、これら武装解除された日本軍の兵士を、ポツダム宣言に謳われた「日本国軍隊は、完全に武装を解除された後、各自の家庭に復帰し、平和的かつ生産的な生活を営む機会を与えられる」との条文を完全無視して、シベリアなどの極寒の地といわれるソ連領内に連行し、数年にわたり極めて悪い給養の下で強制労働に従事させた。士魂部隊及び第九一師団の将兵は、ソ連に日本本土帰還と騙されて、逆にシベリアに強制連行され、多くの人々が非業の死を遂げていくことになったのだ。

そして、その一割の兵士は栄養失調と疲労のため亡くなった。生き残った兵士の大部分は一九五〇年(昭和二五年)春までに逐次帰還したが、遅い兵士の帰還は一九五六年(昭和三一年)末にまで及んだのだった。

 

 だが、彼らの死は戦争が終わった後だったとしても決して犬死ではなかった。

 ―――占守島における日本軍将兵である彼らの善戦が、スターリンの野望のもとに動くソ連軍の計画していた北海道占領作戦を断念させたのだ―――


 





                       ●



 そして、もうひとつ……

 ソ連軍の侵攻地における殺戮と略奪は酷かったものがあり、特に女性に対する陵辱は陰惨を極めた。欧州戦線ではベルリン、終戦直前の宣戦布告と同時に侵攻した満州では女性がロシア人という鬼に貪り食われるという地獄絵図が繰り広げられた。

 この日本軍最後の栄光が輝いたとされる戦いがあった占守島にも、缶詰工場で働く約四〇〇人の、摩耶を含めた若い女子工員がいた。終戦を迎え、内地からの迎えの船が来れば真っ先に彼女たちを送り返す手筈を整えているところへのソ連軍の攻撃。

 そして戦闘のさなか、占守島司令部隊は、なんとかソ連兵の魔の手から彼女たちを助けられないのか尽力した。


 参謀長と世話役の大尉は「このままでは必ずソ連軍に陵辱される被害者がでる。なんとしてもあの娘たちを北海道へ送り返そう」と相談し、当時島にあった独航船二十数隻に約四〇〇人を分乗させ、霧に覆われた港から北海道に向けて秘密裡に出港させた。ソ連機の爆撃が続くこともあったが、それを必死に援護する日本軍の高射砲の一斉射撃で無事に彼女たちを乗せた船は島から出港、脱出させることに成功したのだった。

 「全員、無事に北海道に着いた」と言う電報が島に届いたのは、それから五日後だった。

 戦闘を終了したソ連兵が獲物を欲する獣の如く血眼になって女性を探したが、彼女達は無事に北海道に着いた後だった。

 これは、戦闘後に戦車第十一連隊――士魂部隊とともにシベリアに強制連行させられる運命を持つ第九一師団の心遣いによるもので、彼女たちは強姦されることなく彼らの手によって無事日本に帰ることができ、救われたのだ。


 もちろん、摩耶もその一人だった。

 彼女は襲い掛かる空襲に船内で必死に耐え、それをくぐり抜けた後、怪しい雲行きが上を覆うまだ戦いが続く島をいつまでも見詰めていたのを数十年経った今でも鮮明に思い出せるという。




 

                          ●




 ―――平成十八(二〇〇六)年六月十八日・日曜日。

 

 【第十一師団創立44周年 真駒内駐屯地開庁52周年記念行事】

 

 北海道札幌市にある北部総監部、真駒内駐屯地の開庁52周年並びに第十一師団創立44周年の記念行事が晴天の初夏の日差しのもと、盛大に行われていた。

 最初に観閲式として、第十一師団第十一戦車大隊の戦車群や装甲車、コブラから輸送ヘリまでのヘリコプター、次々と陸自の精鋭兵器が行進の中姿を現し、観客の歓声を沸かせた。

 午前中に疲労した模擬戦、そして全体的に展示される装備品の数々。

 午後には戦車並びにヘリコプターの体験搭乗(但しヘリは抽選)もあって楽しみ満載だ。

 装備品展示の中、太陽の光に反射して輝く車体。

 犀のような巨体を正面から見上げる、小さな女の子。

 「かなちゃん、なにを見てるの?」

 若い母親が娘に尋ねる。娘である女の子は「あれー」と太くて小さな指を指す。

 「あれって…」

 娘が指差す先には、文字があった。


 日本の陸上自衛隊の主力戦車の一つである(九〇式戦車登場以降は旧式となるが)七四式戦車。その車体には―――



 ―――士魂。



 旧大日本帝国陸軍の戦車第十一連隊から引き継いだ【士魂】という文字が書かれていた。

 戦後に陸上自衛隊第十一旅団隷下第十一戦車大隊が、占守島で奮戦した旧帝国陸軍戦車第十一連隊(士魂部隊)のその士魂精神や活躍を顕彰し、また伝統を継承する意味で「士魂部隊」の名そのものを受け継ぎ、装備の七四式戦車の砲塔側面に【士魂】の二文字を描いている(ちなみに【神風】と書かれた車体もある)

 あの戦いを知っている者は少ない。教科書でも日本は八月十五日を終戦として、そのページで一つの歴史が終わって次の戦後という歴史に繋がっていくことになっている。

 しかしその境目で、彼ら英霊たちの善戦があったことを忘れてはならない。

 

 だけど―――


 確かに、彼らの魂は、精神は引き継がれているのだ。

 現在に至って、その身には彼らそのものといえる【士魂】という文字が刻まれている。

 その、心にも。

 


 「えっと……しこ、ん…?」

 「ええ、士魂しこんと読むんですよ」

 いつの間にか、そばにいたらしい陸自隊員が営業スマイルで答えていた。

 「りこんー?」

 「しこんよ。士魂っ! お願いだから私の傷をえぐらないでっ!」

 「…はは。 なにやら深い事情がありそうですが聞かなかったことにいたしましょう。士魂とはですね、我々にとっては心……。 ――かけがえのない誇りですよ……」

 「………」

 「ああ、お嬢ちゃんには難しかったね…。ごめんね」

 「あの…。私にもよくわからないのですが……」

 「すみません。そうですね……。まぁ真面目に説明すると長くなるんですが……とにかく、私たち防人にあるべき気持ちですよ」

 『これより午後13時からヘリコプター体験搭乗を開催いたします。当選番号の発表をいたしますので皆様のお手持ちの抽選番号が書かれたプログラムをお持ちになって、広報コーナー入り口付近、又はふれあい広場入り口付近までお越しください』

 「あら、抽選の当選発表の放送だわ…。 ねえ、かなちゃん。ヘリコプター乗りたい?」

 「ヘリ〜?」

 「そうよ。お空を飛ぶの」

 「お空、飛びたい〜っ」

 「当たるといいわね。じゃ、行きましょう」

 「うんっ!」

 「どうも、わざわざありがとうございました」

 「いえ。 抽選、当たるといいですね。 ヘリが当たらなくても戦車なら誰でも乗れますよ?」

 「でもすごく並んでますよね……」

 ずっと遠くから見てもズラリと並ぶ、長すぎる列。

 「ははは…。確かに…」

 「それでは」

 「ええ、楽しんでくださいね」

 手を繋いだ娘と母親は、彼のもとから離れていく。

 母親に手を引かれる女の子がまた手を振っているのを見て、彼も微笑を浮かべながら手を振る。

 やがて母子の姿は雑踏の中に紛れて見えなくなった。

 彼は不意に、長くそびえる砲身と鋼鉄の身体を持った戦車を、その車体に書かれた【士魂】という文字を見詰めた。

 力強く書かれた【士魂】という文字から、なにかの息吹が感じられた。



 

                   

                            ●



 平成十八(二〇〇六)年八月十八日。

 並び立つ墓石。短い命のうちに必死に自らの存在を訴えるようなやかましいほどの蝉の鳴き声が響き、太陽の熱が墓石の温度を上昇させる。

 そんな日差しを避けた麦わら帽子を被った一人の老人が、一つの墓石の前で佇んで、色とりどりの花を添えていた。

 線香をあげて、合掌する。

 

 『桐嶋家之墓』

 桐嶋辰雄

 桐嶋フミ

 

 ――桐嶋おりん――



 父、母、そして妹と並んだ名前が刻まれている。

 自分もいずれこの中に加わることとなる。

 ずっと二人で生きてきた大事な妹。

 あの日々は、あの島での日常と同じくらいのかけがえのない記憶だ。

 「おりん……。お兄ちゃんはね、明日、ちょっと海外に行くんだよ。……どこにだって? お兄ちゃんの大事な大事な思い出の場所さ……。海外といっても外国ではないさ…。 まぁ、外国の領土であることは確かだけどね……。 島さ、島…。 でも、南国の島なんかじゃないよ。…まったくの逆さ。 ふふふ……。 まぁ、行ってくるよ。 あそこには行かなきゃいけないからねぇ……」

 ジリジリと虫の鳴き声と太陽の暑さ、しかし老人はまるで涼しげな表情で微笑んでいた。

 腰を上げて、快晴のどこまでも広がる青空を仰いだ。

 


 ―――お兄ちゃんっ!―――



 「……ッ?」

 そんな懐かしい声、どちらかはわからないけど、もしかしたらどちらともかもしれない。自分の大切な妹。妹の声が、聞こえたような気がした。

 夏の蒼い空の下、蝉の鳴き声だけが響く中で……。

 懐かしい、大切な彼女の声を。



 


 

 ―――占守島には今でも鎮座した廃棄戦車などの遺品が残されている―――



 

 

 ――女の子の声。

 ――大切な妹の声。

 それは、かけがえのない記憶。


 ―――お兄ちゃん、大好きっ!―――


 それは今でも、暖かく心に溶け込んできてくれる……。

 また会いに行こう。

 あの、忘れられてしまっている小さな島に。

 私は覚えているよ。

 彼彼女が眠る、思い出が眠る、あの島に。



 

前書きの続き。

本作品、艦魂とは似て非なるものでしたが、いかがだったでしょうか。九七式中戦車〜チハ〜 鋼鉄の妹北方戦記。

発端はあまり知られていない占守島の戦いを出来るだけ多くの人に知ってもらいたいなということだったのですが、こうして作品として書くのに決定したものが、チハたんでした(笑)

島田フ●カネ氏の画集を買って、メカッ娘シリーズのチハたんの絵を見て、これだーっ!と思ったのが決断したきっかけです。ごめんなさい。

いやいや、フ●カネ氏のメカッ娘たちは可愛いですよ。うん。そんな冷めた目で見ないでください……。あ、そこ、とても痛い視線……。

で、ではここでチハたんがたの登場です。どぞー!



チハ「お兄ちゃーんっ!」

桐嶋「うおっ?! チ、チハッ!」

チハ「えへへ〜」

桐嶋「ば…! あ、あまりすりすりするなぁぁ……」

明智「登場早々何をしてんねん、桐嶋」

皇「…初っ端からイチャイチャか」

五十嵐「若いなぁ」

摩耶「あはは…」

チハ「だってお兄ちゃん大好きなんだもん〜」

桐嶋「チ、チハ…ッ!」

明智「…このブラコンシスコン兄妹め」

皇「わや(北海道弁でだいたい滅茶苦茶などの意味ですが使い方は間違ってません)だな」

明智「わ、や…?」

五十嵐「若いなぁ」

桐嶋「ち、違うんだぁぁぁぁっっ!!」

作者「そろそろいいかい?まず自己紹介してくれよ。なにも始まらないよ」

チハ「はいは〜い。 ボクはおなじみ陸軍のアイドル☆ 九七式中戦車〜チハたんだよぉーっ!」

作者「作中の第一章では『チハちゃん』って出てたけど、あれは時代的に配慮しての結果です。ていうかこんな作品にそんなの無意味でしたね…」

桐嶋「俺は第十一連隊所属、桐嶋時雄だ。階級は中尉で、チハの砲手だ」

明智「第十一連隊所属、明智秀吉や。階級は桐嶋と同じ中尉で、操縦手や」

皇「右と同じく、第十一(以下略)皇貴一だ。…階級は少尉。機銃手を担当している」

五十嵐「第(ry) 五十嵐實淨だ。階級は大尉で、車長を務める」

摩耶「あ、えっと…! わ、私は占守島缶詰工場でご奉公させていただいております如月摩耶です…!」

作者「一通り紹介は済んだね〜。ていうか人間率多ッ!」

桐嶋「…そりゃチハぐらいしかいないからな、こういうの」

チハ「こういうのってなに?!(ガーン)」

明智「しかも男ばっかや。全然華が足らへん」

皇「軍隊だから当然だべや…。はんかくさいんでないか(馬鹿じゃないのか)」

明智「あー?ちゃんと日本語じゃなきゃわからへんな〜」

皇「オメェッ!喧嘩売ってんのかぁっっ!!北海道弁は標準語に近い方言なんじゃぞぉぉぉっ!」

明智「明らかに意味わからん言葉も含まれてることにええ加減に気付けやっ!」

皇「オメェもおかしな関西弁使うんじゃねえっ!」

明智「しゃーないやろうがぁっ!全部作者はんが悪いんやからなぁっ!」

作者「…イエス。関西キャラ初めて書いてみたけど難しい……。おかげでとてもおかしい関西弁の使い方をするキャラになってしまった…」

チハ「作者さん、だいじょーぶ?」

桐嶋「ほっとけ」

五十嵐「若いなぁ」

摩耶「あはは…」

チハ「う〜ん。そういえばキャラといえば、ボクとかキャラ性の独特さがすごく強いよね〜」

明智「妹キャラでボクッ娘。最強の萌え要素やな」

摩耶・皇・明智・五十嵐「じっ…」

桐嶋「(ビクッ!)な、なんだよ…!」

作者「私は妹属性っていうのがよくわからないんですけどね…」

明智「こないなもの書き通しはったくせに?」

作者「まぁ…チハは幼いキャラを前提にしていたから速攻で妹キャラになって、さらに挑戦的にボクっ子にもしてみたんだけどね〜」

桐嶋「ところで何故妹属性ではないんだ?」

作者「リアルに妹がいるからだよ。だからアニメの妹とかよくわかりません。好きな人は好きなんだろうけど、まぁ人の好みはそれぞれだし」

桐嶋「ほぅ…。お前にも妹がいたのか…」

明智「(桐嶋シスコン疑惑…)」

作者「あと自白的に言うと、キャラ設定といえば桐嶋と神龍での三笠が似ていたり。だいたい私が作る主人公って三笠似になっちゃうんですよね〜」

チハ「でもお兄ちゃんはこのままのお兄ちゃんがいいっ!」

桐嶋「チハ…(ジ〜ン)」

明智「お前、実の妹がおったのに……もう忘れたんか?」

桐嶋「なっ! ば、馬鹿野郎ッ! おりんのことは一日も一時間も一秒たりとも忘れたことはないわぁぁっ!! 俺の大事な妹だぞっ!」

チハ「お兄ちゃん〜、ボクは〜?(うるうるとした瞳でさらに上目遣いで迫る)」

桐嶋「ぐは…ッ」

チハ「(キラキラキラ☆)」←輝く瞳。

皇「…で、俺を北海道弁キャラにした意味あるのか」

作者「特に無い(即答)。しかもセリフ書くの少なかったし、本当に無意味だったね。あははー」

皇「あははーじゃねえっ!(ガチャ!)」

作者「機関銃を向けないでぇぇっっ!!」

明智「まぁまぁ皇はん」

皇「こいつ、なまらムカツク! オメェの尻の穴にボッコ突き刺してやろうかぁっ?!」

作者「何気に恐ろしいこと言うなぁっ!!」

明智「???」

摩耶「なまらとは、すごく等の意味です。ボッコは棒のことですよ」

明智「あ、ありがとはん摩耶ちゃん…。ていうか、なんでわかるんや?」

摩耶「…私も一応設定上では北海道人ですから」

明智「あ、そういえばそうやったな…。北海道の女学生やったっけ」

五十嵐「若いなぁ」

桐嶋「ていうか度が過ぎると田舎っぷりがバレるからやめておいたほうがいいぞ、作者」

作者「どうせ田舎ですよっ! ふんだっ!」

桐嶋「すねるなよ…」

作者「まぁとにかく!この作品も無事完結できて良かった良かった。まだこの作品では伝えたくても伝え切れていないことがいっぱいあったんですけど、全部を入れるのは無理でした〜…。だいたいは入れたと思うので問題ないかもしれませんが、後のことは読者様の方々独自で調べてみてくださ〜い。調べていて勉強になりましたよ、この戦いは」

桐嶋「終戦後にいきなりソ連軍の上陸だもんなぁ」

明智「本当に我が軍は善戦したと思うで」

皇「俺たちもな」

摩耶「でも時雄さん以外は皆さん死んじゃいましたよね」

桐嶋「………」

チハ「………」

明智「………」

皇「………」

五十嵐「………」

摩耶「あ、あれ…?」

作者「(この子は……KYか?それとも天然か?)」

桐嶋「あ…うん。そ、そうだな〜。俺だけ…な」

チハ「うっ…うううっ…」

明智「最後だったのにセリフほとんど無しでいつの間にか死んでたで…」

皇「俺も死んだ…」

五十嵐「俺なんて最初の戦死者だぞ…。首撃たれるという無残な死に方だしな」

摩耶「わっ!わっ!ご、ごめんなさい皆さん〜っ!で、でも私なんて……三話分しか出てないんですよっ?最後だってちょこっとでセリフ皆無だったし…。その分皆さんは凄い活躍してたじゃないですか…」

作者「まぁ一番得してるのは桐嶋かな」

桐嶋「お、俺ッ?」

明智「うぐぐ…。主人公が桐嶋やから仲間キャラはみんな主人公を立たせるために殺されるんや……」

桐嶋「なんだそれっ?!おいっ!」

皇「……俺も明智や大尉より生き永らえてたのに、俺の唯一のアピールであった武器を渡して、その挙句死んだし……」

桐嶋「お前のアピール要素は機関銃かよっ!」

五十嵐「…俺なんて車長なのに一番最初にあんな無残な死に方で殺されるって納得いかんのだが」

桐嶋「落ち着けッ!」

摩耶「私なんて……もてあそばれたのよ」

桐嶋「滅茶苦茶だぁぁぁぁっっ!!」

チハ「そもそも全ての元凶は〜」

ビシリと指差す方向に作者あり。

チハ「こいつじゃない?」

作者「………へ?」

明智「なるほど…確かに」

皇「この世界を書いてるのはオメェだしなぁ」

五十嵐「ふむ…」

摩耶「うふふふふふ(これ以上ない笑顔)」

作者「うぉいっ! 結局こんなオチ? こんなオチで片付ければそれで良いと思ってんのかぁぁっ!!」

チハ「安心して。いつもだったら艦魂だからこその主砲等の非常識な痛い目を合わされてるけど、相手は人間。ガチでリアルな痛い目を合うよぉ」

作者「もっと嫌だぁぁっっっ!!」



この後、作者は表に出ろや的な結末を迎えてリンチされてしまいましたとさ。



チハ「それではここまで本作品を読んでくださり、ありがとうございました〜。良ければご感想やご意見をくだされば嬉しいよぉ。ねっ!お兄ちゃん」

桐嶋「ん、ああ…。そうだな…。まぁ、うん。今までどうも」

作者「……また艦魂のほうに戻らせていただきます。ということで葛城の話を再開させて…いただき……ます…」

チハ「わ〜。ぼっこぼこだねぇ」

桐嶋「軽く肋骨は三本いってるんじゃないか?」

作者「そ、それではまたお会いしましょ〜」

チハ「今までありがとうございましたぁっ! ここでお別れは寂しいけど、仕方ないね。ぐすん。てなわけで、ばいば〜いっ!」

桐嶋「…また会える日は……ないな、うん(多分)」

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