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核の冬

作者: 尚文産商堂

戦争が起こった。

それも、核戦争だった。

地球は、それで死の星となってしまった。


「…どうだ」

「だめですね、生命反応はないです」

そのことを知らず、宇宙のどこからともなく船がやってきた。

「そうか……」

「どうしますか司令長官」

部下の一人が船の中で聞いてくる。

「この星は、文明化に失敗した。これまでのようにな」

司令長官と呼ばれた人は、部下に対して告げた。

「ここは我々と同じような道筋をたどっていたから、こんどこそはと思ったんだがな……」

「長官、しかし我々もこのような破局を迎えていたかもしれないことはいくらかありました」

「その通りだ。それゆえ、この星は道を誤った。それだけのことだ」

そう言って、キッと前を向いてから、全員に命じた。

「次の惑星へ行くぞ、エンジン暖めー」

船は、そして死の惑星からゆっくりと離れた。

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