一枚の手紙
今日は一人で登校か…。
と思いつつ学校へ向かった。
教室につき、すぐにチャイムが鳴った。
今日は遅刻ギリギリだった。
"遅いぞっ"
と佑奈に注意された。
私は
[ゴメンっ]と言い返すしかなかった。
いつも通り授業が始まった。
久しぶりに授業中に携帯のブザーが鳴った。
(佑奈かな)
と思いつつ携帯を開くと
瑠弥だった。
『叶多先輩聞いてっ
先輩の言ったこと当たったよ!!
今日告白されちゃったっ
でも
ちゃんと断ったよ☆
僕は叶多先輩が好きだからね♪』
こんな内容だった。
私は返信をしなかった。
瑠弥に告白した女の子に悪いと思ったからである。
それに、今日また会うんだからその時に言おう。
そう思った。
授業が終わり、私は校門のとこに行こうとし、靴箱を開けたら一枚の手紙が入っていた。
内容は
(この手紙を見たら理科室に来てください。)
そう書いてあった。
私は気づいていなかったが、その手紙を読んだあと落としてしまっていた。
手紙を読んでいる私を見ていた瑠弥がその手紙を拾い、内容を読んでいた。
私はそんな事には気づかず、理科室へ向かった。
理科室に入り、誰がいるかを確認した。
しかし辺りには誰もいなかった。
帰ろうと思い、出口に向かった。
その時、誰かが理科室へと入ってきた。




