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好きになるとき

3人で会話をしながらやっと家についた。


[今日はホントにありがとうございました。]


「いえいえ。

なんかあったらいつでも言ってね。

瑠弥に言えば何がなんでも来てくれると思うからさ。」



『まかせなさい!!

叶多先輩のためならいつなんどきも駆け付けますっ』


[…(笑)。ありがとう]


『その顔が一番好きです!!

真顔も好きだし、どんな顔も好きだけど

笑顔が一番好き☆

僕まで幸せになれちゃう♪』


この言葉にまたドキッとした。


それに気づいたのか本郷先輩が


「あいつのこと好きになった??

瑠弥があんなにアピールしてるの初めて見た。

ホントに叶多ちゃんが好きなんだと思う。

だから、少しは考えてやってな。」


とささやいた。


[あ…。はいっ]


『にぃちゃんずるいぞ!!

叶多先輩とそんな近くにいて!!

俺も行くっ』


「お前は近くに行ったら何するか分からんからダメだ。」


『えー。

にぃちゃんだけずるいやん!!』


「はいはい。

もう帰るぞ。」


『はーい。

じゃあ叶多先輩

また明日ねっ

ばいばーい☆』


と言われた。


私は少し笑って手を振った。


『あ〜!!

叶多先輩が笑ったっ

めっちゃ可愛い♪(照)』


あの子は何で私にあんなに可愛いって言ってくるのかが今の私には理解ができなかった。


でも私は嬉しかった。

あんなに可愛いって言われて、あんなに好きって言われて…


こんなにも私を想っていてくれる人がいることに気づけたことが

とても嬉しかった。


私はこんなにも自分を大切にしてくれているんだから、私も瑠弥を大切にしなきゃいけないと思った。



こんなことを考えているうちに


私は瑠弥のことが好きになっていた。


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