恋の始まり
バイトでは
あんなに喋っていたので
店長に怒られると思ってたが
普通の会話をしいつバイトが入るかを言われただけだった。
バイトも終わり帰る支度をした。
バイトや社員はいつも裏口から出入りしているので私は裏口へと向かった。
裏口から出て自転車置き場へと移動した。
バイトが終わった時間が結構遅かったので
辺りは真っ暗だった。
私は結構怖がりな方なのでなるべく明るい方へ行こうと思ったが私の帰り道には明るいところがない。
(どうしよう…)
と思っていたら
店から本郷先輩と瑠弥が出てきた。
瑠弥は元気よく
『あ〜!!
叶多先輩♪
今終わったの??
偶然だねっ
てか運命??♪』
[うんっ
ホント運命!!
私、死ぬかと思ったよ…]
「どうかしたの??」
[いや、実は…
帰れなくて困ってたんです。
私、暗いのとか苦手で…。]
『僕が一緒に帰る!!
叶多先輩は僕が守らなきゃね☆
てか
叶多先輩暗いの苦手なんですか!?
…可愛い(照)』
「瑠弥だけじゃ心配だから俺もついてくよっ」
[ありがとうございます!!
瑠弥もありがとねっ]
『…(照)』
「おーい。瑠弥、照れてる場合じゃないぞぉ。
早く送ってあげなきゃ」
『仕方ないじゃん!
叶多先輩ホントに可愛いんだもんっ
じゃあ叶多先輩
手繋ご☆』
[え!?]
「こら!
叶多ちゃん困らせちゃ駄目だろ!!
おとなしくしろっ」
『ちぇ
はーい。
叶多先輩、ゴメンね。
じゃあ帰ろっか♪』
[うんっ]
二人は歩きだったので
私は自転車を引きずり二人と一緒に歩いて行った。
私は瑠弥に手繋ごって言われたとき少しドキッとした。
これが私の恋の始まりだった。




