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第86話 アリシアの変化

ニューアリシア爆誕です!


ここら辺からアリシアはどんどん変わっていく予定!

 アリシア視点


「ん・・・ここは・・・」


 目を覚ますと、見知った天井が見えた。

 何故私はベットで寝ているんだ?

 たしか私は黒い服の集団と・・・


 ガバッ!


「はっ!敵は!・・・ん?」


 手が柔らかいものに包まれている。

 そちらに視線を向けると長い金髪の女性が私の手を両手で包み込みベッドに伏せっている。


「アドレーヌ?」

「ん・・・良かった・・・目を覚ましてくれた」


 私が体を起こしたことでアドレーヌも目を覚ましたようだ。

 顔を見ると、目が赤く染まり頬に服のシワの跡がついている。ずっと側にいてくれたようだ。


 バッ!


「アドレーヌ・・・」

「本当に死んじゃうかと思ったんだから!バカアリシア!なんで一人で突っ込んでいくのよ!ワタル様が来なければ死んでいたんだからね!いえ、あなたは一度死んでいるわよ!バカッ!バカッ!バカッ・・・うっ・・・うっ・・・うえっ・・・」

「ごめん・・・アドレーヌ・・・」


 ああ・・・また私はアドレーヌを泣かせてしまった。

 彼女としばらく抱き合いながら、敵との戦いを思い出していく。


 ラックとミッシュが攫われたと分かった時に、教会の馬に乗り敵陣に乗り込んでいった。


 罠と分かっていても、その時は自分が剣を持てなくなった事など忘れて、ただ子供たちを助けたい一心で飛び出していったと思う。


 相対した敵は強かった。

 これまでロイヤル仮面として何度か戦った事があるが、あれは自分が奇襲をかけたようなものだ。


 なんとか残り三人まで敵を削った時に、敵の動揺を誘う言葉に油断し、足に致命的な攻撃を受けた。


 そして・・・死を覚悟をした私は・・・禁術とされる術・・・桜花を・・・


 ハッ!


 何故私は生きている?終の構え桜花は、自身が生きるための魔力を爆発させ、己の身体能力を上げる、いわば自爆のような技。


 その代償は、自分の命・・・


 その後のことは記憶が曖昧だ。


 敵を倒した気もするし、ピカピカと光る何かを見た気もするし、何故かワタルの顔の真剣な表情も・・・


 ・・・・・・・・・


 落ち着きを取り戻したアドレーヌは、私に事情を説明してくれた。


 やはり私は、死にかけていたらしい。


 ギリギリで駆けつけてくれたワタルたちとユキナール様が治療してくれなければ手遅れになっていたようだ。


 私はワタル達に世話になりっぱなしだな。


「さて、アリシア・・・」

「な、なんだ?」

「あなたに話をしなければならないことがあります」

「ああ、私もある」

「そう・・・まずは聞きましょうか」


「黒服の男たちはマリアの事を知っていた。あの事は本当に偶然なのか?仕組まれた罠だと思わなかったのかと言ったんだ」

「えっ?」

「私はマリアの事にあいつらが関わっていると思う。確信はないけどな」

「そう・・・」


 アドレーヌはしばらく何かを考えてから話し始める。


「あの廃墟には二人の遺体があったわ。あなたが倒した敵よ」

「そうか・・・他は逃げられたのか」

「その一人が、少し前に騎士団にいた人物だったの。あの場にいた兵士が覚えていたから間違いないと思う」

「なんだって!」

「これはミルフィーユ王国騎士団の情報が敵に漏れていた可能性がある」

「クソッ!あいつらは騎士団と繋がっていたのか!道理で捕まらないわけだ」


 これだけ派手に暴れている敵がなぜずっと野放しになっているか理解した。

 こちらの情報が筒抜けだったら捕まらないわけだ。


「そうだアドレーヌ!敵は依頼主が剣聖になるために私に死んで欲しいとも言っていた」

「よっぽどあなたが邪魔なようね」

「これでも剣聖に一番近いと言われているからな・・・そこで少し調べてもらいたいことがある」


 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・


「あなた・・・それって」

「ああ、間違っていればそれでいい」

「・・・分かったわ。取り敢えず、あの場にいた全員に箝口令を敷いてあるわ。兵士にも騎士団にもね・・・あなたは面会謝絶の安静状態って事になっている」

「父上と母上に心配かけるな。すっ飛んできそうだ」

「私にもでしょ?」

「そうだったな」


 もう一度アドレーヌと抱き合う。


「私からお父様と叔父様たちには手紙を書いておく。ここから全て内密に動くからあなたは屋敷から出ちゃ駄目よ」

「でも、箝口令を敷いていても屋敷の者にはバレてしまうな」

「ああそれなら大丈夫よ!」

「ん?どういうことだ?」

「ほら、自分の顔をみてご覧なさい」


 おかしな事を言うアドレーヌが、手鏡を渡してきた。


私の顔がどうしたのだ?


「・・・・・・・・・は?」

「まるで聖女様みたいになったわね?」

「なんじゃコリャ!」


 手鏡に映った私の顔はいつもの見慣れた顔だった。ただ、一つ大きく以前と違うところがあった。


 髪が真っ白になっていたのだ。


「な、な、な、なんで?」

「さて、なんででしょう?」

「私に一体何が起こったのだ?教えてくれアドレーヌ!」


 全く理由が分からない。


「ここからは、「勇者ガンテツと精霊 第二章 〜あなたの為のキス〜」のような物語の話よ。心して聞きなさいアリシア」


 ゴクリッ


 私はアドレーヌの言葉に息を呑んだ。















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