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詩と歌

回転天馬

作者: 日浦海里

人肌のような陽射しに触れて

目一杯に両手を広げる


くるくると止まることなく跳ねる姿は

回転木馬(メリーゴーラウンド)を思わせ


あちらで一つ花が咲き

こちらでも一つ花が咲き


華やかな声を立てながら

風に揺れて

風に舞って


その背に視えない羽を広げて

どこまでも高く伸びゆくように

いつまでも高く飛んでくように


いくつも太陽の花を咲かせる


その輝きに照らされて

いつの間にかわたしも惹き込まれ

あの日の自分に思いを飛ばしてる

陽の光みたいに輝いていた日々に





華やかに

黄金こがねに染まる

連翹れんぎょう

伸びゆく様に

子らを重ねて

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― 新着の感想 ―
[良い点] (花に疎く、調べました)冒頭の目一杯両手を広げる、ところからぐっと引き込まれました。 この花らしさ、そして伸び行く眩い子どもたちを重ねているところが素敵でした。短歌とまた違うのは、自分をそ…
[一言]  花、調べました。  私には、星に見えました。  空中を廻る回転天馬。  綺麗。  中央に天馬の横腹から生えたバーが繋がってて、回転しながら高低も動くアトラクションを想像してしまいました…
[良い点]  タイトルもいいなぁと思いました。  空に駈けのぼってゆくようです。  連翹に子どもたちとかつての自分を重ねて、想いを飛ばす。太陽を思わせる黄色い花の明るいイメージの中にも、郷愁にも似た…
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