第二話 平凡少女act2 皇帝登場
やばい。作者の気分がのらない。筆が進まない…。
『いまみー帝国』にて
「エンペラーいまみー様!なんかめっちゃ可愛い子がいました!」
そう言って、謁見室に飛び込んできたのは。帝国幹部のいまみーだ。名前はない。
「は?なにいってんの?いまみーは種族的に性別ないぞ?」
そう、いまみーはスライム族に比較的似ているのだ。
「違いますよ。そもそも僕たちもとは一人じゃないですか。男ですよ。」
「さらっと、ストーリーに関わること言うのやめような。―――んで、可愛い子ってのはなに族なんだ?エルフか?ドワーフか?精霊とかじゃないだろうしな。」
エルフ、ドワーフ、精霊、他にも魔族や人間など。多くの種族がこの世界には住んでいる。
「人間です!」
「そうか。人間か。……はぁ!?に、人間だとっ!?おまっ!えっ!ちょっ!えっ!?」
なぜか無駄に取り乱すエンペラーいまみー。
「どうしました?エンペラーいまみー様。」
「うん…。なあ、さらってきたとかじゃないよな?」
「さらってきたわけないでしょう。こんなに可愛いといえど。」
「うん…。確かに可愛いけどさ。うん。めっちゃ可愛いな。」
その少女は、整っているというよりは愛嬌のある顔立ちをしている14歳辺りの少女だった。
「えぇ?まぁ、いいか。それで、この子はどこにいたんだ?」
「えっと、王国No.1 付近の村ですね。」
王国No.1とは、9つある王国のなかで最も古くから存在する王国である。No.9が一番新しい。
「ふむ。可愛いだけで連れてきたわけではないのだろう?」
「えっ?違うんですか?」
「えっ?ここの魔力が歪んでるだろ?この歪み方は同族の回復魔法しかあり得ないと思うが…。」
「あ。本当だ。負傷していたため独断で回復魔法を行使した。と書かれていますね。」
報告書を読みながらそんなとぼけたことを言ってくる。
「…おい。お前クビにするぞ。」
「あー!パワハラだぁー!そういうのいけないんだー!」
どうやらいまみー社会でもパワハラはあるらしい。
「今のところ俺が一番本体に近いんだからな?」
そう言いながらも辞職推奨書を机にしまう。
「はいはい。強い強い。」
「なんだこの感情は?すごく叫びたい気分だ。主にコイツに向けて。」
こんなときこそ落ち着かないと。
「って。この子の処分決まってねー!」
エンペラーいまみーのステータスです。
種族名 エンペラーいまみー 個体名 エラ
ATK500000 DEF 480000
スキル 皇帝 索敵 集合 統率 士気向上 擬態
交渉 鑑定 収納 勇気 詠唱破棄 進化
職業 皇帝 いまみー代表




