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不満

作者: 北西みなみ

「えー。そうはいっても、何かはあるでしょ?」


そう言って苦笑いをする友達に、はてと首を傾げる。何かって何かしら?


「ほら、何かやぼったいとか、我侭だとか、ちゃんと見てくれないとか」


「反対に、うざったくて重いとか、嫉妬深いとか、もうちょっと自由にさせてーとか」


疑問の表情のままきょとんとする私に、他の友達もいろいろ言ってくれるんだけど、どうも当てはまらないみたい。


今話しているのは、私の人生初めて出来た彼氏のこと。告白されるのもお付き合いも初めてな私に、経験豊富なお友達が教えてくれているのだけど、その一つ『彼氏への不満の対処法』というところで躓いてしまった。


まず最初に、彼への不満が思い当たらない。だって優しくて素敵な彼の一体何を不満に思えばいいのか分からないんだもの。


でも、どうやらそれはおかしいことらしい。私から好きになったならともかく、告白されるまで存在も知らなかった人間と付き合って不満の一つもないなんて、それは私が相手をどうでもいいと思ってるからなんじゃないかって話になってしまった。


「好きの反対は嫌いじゃなくて無関心だって言うものね。関心持てないようなら、さっさと振ってあげるのも親切だと思うよ」


そんなこと言われてしまったので、改めて考えることに。


うんうん唸って考えるけれど、驚くほどに不満がない。どうしよう、このままだと別れないと駄目かしら?


「まぁ、二人は付き合いたてだし、まだ相手をそれほど知らなくてもしょうがないんじゃない? 一つ一つを意識して見る様にすれば、その内不満も出てくるって」


友達が慰めてくれるけれど、気分は晴れない。私、あの人のことどうでもいいって思ってるのかな?


*****


悩みながら、放課後。一緒に帰れる時間。


「ごめんね、待ったでしょ?」


そう言って、こちらにかけてくる彼。少しはねた髪に心が弾む。


文化部な私と運動部な彼。帰りが早いのは私なので、ほんの少しだけ待ち時間があるんだけど、図書室行ったり、ゆったり部室を片付けたりで、暇ということはない。部室から運動している姿が見えるし、片付け終わりにメールくれるので、待ち合わせ場所にそう長くいたりしないし。


私のためになるべく早く、と急いでくれる彼に、今のところ不満が見当たらない。私のそばまで急ぎ足で、にこっと笑う顔も素敵。


何かないかなーっと考えていたら、話すことを忘れていたみたい。彼が少し不思議そうな顔になる。


「どうしたの、そんなに見つめて。何かあった?」


あらいけない、つい無言で見ちゃって。ごめんなさい、何もないの。睨んだりした訳じゃないのよ?


慌ててした言い訳に、「なら良かった」とにっこり笑う貴方。他の人まで笑顔にしちゃうような素敵な笑顔には、文句のつけようもないわよねぇ。


おもわずぽーっとしていると、つんつんっと頬をつつかれる。くすぐったさに思わずくすくす笑ってしまう私に満足そうな彼。ちょっと自慢げなその屈託のない笑顔も素敵だから、不満なんてどこにも見当たらなかった。


「さ、いこうか」


差し出された手を取る。途端にどくどくと騒ぎ出す心臓。繋いだ手から『楽しい』が溢れ出してくる。


とろい私が喋りながらでも歩けるよう、ゆっくり歩いてくれるのが嬉しい。


彼はこちらを向いて話を聞いてくれるし、いろいろ話してくれる。それでいてごく自然に自転車や歩いてる人から遠ざけるように動いてくれるさり気ない優しさにくらくらしちゃう。


試しにぎゅうっと手に力を入れてみたんだけど、ちょっと目を瞠った後、にっこり笑って「どうしたの?」って小首を傾げる姿もすごくキュート。男の人に可愛いなんて怒られちゃうかしら?


なんでもないと誤魔化したら、くいっと手を引かれて傾いだ身体をそのままぎゅーって。あわあわする私に「お返し」っていたずらな笑顔を見せる貴方に、心臓はもうばっくばく。不満とか考える余裕なんてなくなってしまった。


そんなことしている間に、そろそろお別れの場所。


寂しさと共に不満が見つからない焦りもあって、近くの公園へ足を向けた。夕方だから誰もいない中、二人並んでベンチに座る。


さて、どうやって不満を探そうかと思っていると、彼が私の顔を覗き込んだ。


「ねぇ。何かあった? 悩みとかあるなら聞くよ?」


不満を探してぼぉっとしていたことで、いつもと違うと不審を覚えさせてしまったみたい。それでも、心配そうにしつつ無理に聞こうとはしない彼の優しさに感極まってしまう。


「ど、どうしたの? え!?」


思わず抱きついた私に慌てる貴方。あわあわ動いていた腕が、やがてゆっくり背中に回る。どうしよう、こんな素敵な彼なのに別れなけりゃいけないの?


私は、今日の友達との話を彼にし、不満を探していたことを正直に話した。貴方のどこをとっても不満が見つからず、素敵な貴方にますます惹かれていくのだと真剣に訴えていると、突然がばっと引き剥がされてしまう。


え、と目を瞬かせると、目の前では手で顔を覆っている彼。視線を合わせようとしてくれない彼だけど「やば……、ちょっと飛びかけた」って。大丈夫?


「だ、大丈夫。うん、大丈夫だ」


心配になる私に、深呼吸した後ようやくこちらを向いた貴方。心配するなとばかりに笑顔を見せてくれるから、こちらもよかった、とにっこり。


「でも、態々不満を探す必要あるのかな? そ、その、全部気に入ってくれてるってのは、少し信じられないけど、皆が言ってるみたいに俺に無関心だから不満がないってのじゃないんだから、俺はすっごく嬉しいわけだし」


確かに。好きの反対は無関心だから別れた方がいいって話なだけで、特別関心を持って見ても不満がないなら、それでもいいのかな?


それでも少し何かないかと考えてしまう私に黙って付き合ってくれる貴方。我侭でごめんなさい。でも、何となく不安なの。


「そんなに不満がほしいなら、探しても探しても不満な姿を見せない俺を不満に思ったら?」と言ってくれたけど、それを不満に思ったら不満はなくなっちゃうんじゃない?


眉が下がってしまった私に彼が尋ねる。


「じゃあ反対に、不満に思うことって何?」


私が不満に思うこと? そうね、例えば私の意思を無視して勝手なことしたりとか? 他の女の人と付き合うとかだったり……は、不満を通り越してお別れになるし、犯罪も不満って問題じゃないわよね。


彼氏として不満に思うことを考えていると、突然くいっと顔を上向かされた。え?


「じゃあ……お望みどおりに」


怪しく笑って私を捉えた彼がぐんと近付き、あっという間もなく唇に軽い衝撃が。「ちゅっ」という音と共に離れていく顔。


こ、これはまさか、噂のファーストキス!?


ピシリと固まった私に「行こう」と手を取り歩く貴方。ひたすら前を見る彼と握られた手を見続ける私。不自然なまでに視線を合わせない二人の顔は、きっと夕日で誤魔化せない程真っ赤に違いない。


結局家の前まで無言のまま。離され遠ざかる手を視線がぼんやり追いかける。


「……謝んないから。じゃ」


言ってそのまま駆けていってしまう貴方。何も言わずに見送る私。


そのままぼーっと部屋に入ると、じわじわと感情が追い付いてくる。


……しちゃった、私。キス。


しかもしかも私に聞かずに勝手にいきなりされちゃうとか、私初めてなのに所謂ファーストキスってやつな訳でそりゃ夢とか持ってた訳でもないけどこんな最初は何が起こったか認識出来ないくらい突然にいきなりとか予想してなかったっていうか予想出来たら反対に凄いっていうかちょっとマニアックすぎるご希望なんじゃないかなって思うというか! いやいや私何考えてるの別に自分の予想とかそういうの今はどうでもよくて問題は私が実際問題経験したという事実であっていや経験といっても別に上級者向けな濃厚なやつではなく初心者向けのただちょっと当たっただけという観点から言えば小さい頃親にお休みってほっぺにちゅーしてたのと一緒じゃないっていうとまだこれはノーカウントといえるかって言えばどう考えてもそれは問屋がおろさないっていうかこれノーカウントにするとなったら私濃厚なのするまで何回切り捨て御免になるのっていうか反対に切り捨て一回でもうそんなステップアップとか私に出来るのかっていうかそもそも私今何考えてるの!?


ベッドでのたうち回り、ぜぇぜぇと息を切らす私。家族が入ってこなくて良かった。本当に良かった。


その日は無意識に何度も唇に触ってしまった私だった。


*****


「……で?」


話を聞く内に何故か半目になってしまった友達が、呆れも隠さずに続きを促す。


うぅ、そりゃ確かに不満見つけようとしたのに見つけられないし、よりにもよって本人に相談した挙句解決策まで助けてもらっちゃうし、そこまでされておきながらキ、キスは嫌じゃなかったというか、承諾なしってのは本来なら不満に思う点なのかもしれないけど先に言われても私答えられないっていうか嫌じゃなくても緊張して怖がっちゃいそうだから変に構えない内にしてくれたのはそれはそれでよかったっていうか、つまり何が言いたいかっていうと今回のことに関しては不満にはならなかったっていうか、そんな状態な私が情けないってのは分からないでもないんだけど……。


「おぅおぅ、真っ赤」


「湯気出てるんじゃない、頭」


友人の好意も彼の好意も無駄にしてしまったと悩んでいる私をからかう友達。一見面白がっているようにしか見えないけど私が気にしないように気遣ってくれてるんだろう。やっぱり私の周りはいい人ばかり。恵まれてるなぁ、私。


「……まぁ、善意の塊みたいなこの子に他人の嫌なところを捜せって言っても難しいか」


「ま、それはいつも通り私達の役割ってことで」


じーんと感動している横で、うんうんと頷き合う友達。何の話か聞こうとしたけど、二人して同時にこちらを向いて頭を撫でるので、にこにこ誤魔化されてしまう。


「じゃあそれはいいってことで」


「そうね。それよりもっと重大な問題を解決しておかないと」


いつの間にか不満はなくてもいいことになってるみたい。でも、ずずいっと顔を寄せてくる友達の顔が何だか怖い。私は思わずごくりと喉を鳴らした。


「いーい。ねんねなあんたは多分口と口をつけるだけのキスしか知らないだろうけど、キスなんていろいろあるんだからね!」


「そうよ、そんなの初心者向けでも最低限の反応くらいは見せてもらわないと!」


……

…………

………………


む、無理! そんなの絶対ムリ無理むり!


「あんたは全部相手に任せておけばいいんだから、それくらいは頑張りなさい」


「そうそう。唾液とかこぼれたって大丈夫。喜んで舐めとってくれるって。……ま、そのまま続けるようなら引っ叩いて止める必要あるけど」


だっ!? なめっ!?? 続けるって何!?


「あいつなら、本気で嫌がれば無理強いしないから、今後の練習だとでも思ってやってみなさいって。いつまでもままごとのままじゃ困るでしょ」


私一生おままごとな恋でいいです……。


「いやいや、あんたがよくてもあいつが可哀想でしょ。どこまで禁欲生活させるつもりなの。適度に発散させないといざって時貪られるよ」


むさっ…!? いざってなにもう無理ー! 嫌だもうやめるー! お別れするよぉ。


「あー、詰め込みすぎたか。大丈夫、あいつがいきなり襲ってくることはまぁないから」


パニックになって変なことを口走る私を必死に宥める友達。その努力の甲斐あってやっと私が落ち着いてきた頃。


「やぁ珍しいね、こんなところで会うなんて」


彼が現れた。


「……どうしたの?」


ピキンと固まる私に近付き、目の前でふるふると手を振る彼。その心配そうな声につられて視線はそちらを向き、視界に入る顔。と、その、口。昨日私に口付けた、唇。


唐突に友達の忠告が頭を巡り、ぼかんと火を噴いた。


「……え!? ちょ、待って!」


訳もわからず駆け出そうとしていた私だったけど、流石は運動部。逃げる前に捕まってしまった。ぎゅっと抱き込まれた顔の近さに一層パニックになる。


「いみょえー! って、一体どんな悲鳴なの、発音できないわ」


「パニックの極致なんだろうねぇ。ま、頑張れ。彼氏だったら落ち着けてみせろ、やれば出来る、多分」


「って、これ一体何がどうなって……って分かった! 離すから! 逃げないなら離すから暴れないで!」


完全に高みの見物状態の二人の言葉も聞こえないほど必死だった私は、彼の言葉を身体に浸透させるのに長時間を要したのだった。


*****


「はい深呼吸。吸ってー、吐いてー。はい吸ってー、吐いてー」


すー、はー。すー、はー。す、少し落ち着いたかも。疲れたよぉ。


「ごめん。もしかしなくても昨日のが原因だよね? もう勝手にしないから安心して……といっても、信用できないかな」


こちらに伸ばした手を途中で引っ込める彼。しょぼんとした姿に罪悪感が走る。


違うの、昨日のキスはその、嬉しかったのよ。だけど、私まだ、唇吸われたり甘噛みされたりとか、し、舌絡ませたり歯茎なぞったりとか、そういうのは怖いの。鼻で息継ぎとか自信ないの。だから、だから……。


涙目でぷるぷる震える私を見た彼は、ひとつ深~いため息を吐き、友達をぎろりと睨みつけた。


「悪いんすけど、ちょっと二人きりにしてもらっていいですかね、いいですよねこれ」


いつもの優しい声からは考えられないような低い声に、びくりと震えた私。けれど、こちらを向いた時にはいつもの安心するような笑顔だったのでほっと息を吐いた。


「ま、仕方ないなー。貸してあげよう」


「心優しい私達に感謝するようにね」


そういいながら、手を振りつつ去っていってしまう友達。


え、待ってまだ心の準備がー!


慌てて呼ぶも、振り返りもしてくれない。彼に腕を掴まれているため一緒に出ていくことも出来ず、二人残されてしまった。


ど、どうしよう。怒ってないかしら。ねんねだからって呆れてないかしら。ひょっとしてもう私のことなんて好きじゃなくなっちゃったりして、別れたいとか言われちゃうとか……。


考えがどんどん悪い方に向かい、俯く私に慌てて両手を振る貴方。


「ま、待って。思ってないから! そんなことで君のこと怒ったり飽きたりなんてする訳ないから!」


本当に? 私のこと、好き?


「好きだよ。そりゃ、君が言ったようなことをしたくないって言ったら嘘になるけど、君が泣いて嫌がるようなこと出来る訳もないししたいとも思わない」


物足りないなーって思わない? 子供っぽい私なんてやめて、友達みたいに大人な子と付き合いたいとか。


「俺はむしろあいつらみたいに世間ずれしてない方がいい。君があんな風になったら…………それはそれで喜んで手の上で転がされるけど、君以外なんて考えたくもないよ」


どうして? 皆綺麗だし、優しい子も一緒にいて楽しい子も沢山いるのに。。


「どうしてなんて考えるの意味ないよ。ただ単に、俺が好きになったのが君だったんだから。例え世界中の人が称えるような人がいたとしたって、俺にとっては君が世界で一番可愛くて魅力的な女の子なんだよ」


……。


「……うわっ!」


言葉に出来ない想いが溢れて体当たりするように抱きついた私を抱き止め、優しく包んでくれる貴方。私、私も貴方のことがこの世で一番……。


きゅうきゅうに抱きつく私の頭をそっと撫でた彼が耳元に顔を寄せ、吐息のように囁く。


「ね。顔、見せて?」


甘い甘い声音に導かれるように顔を上げると、大きな手が頬を包む。


「眼、とじて……?」


言われるままに眼を閉じる。視界がなくなったことで、触れ合う身体の感触も頬に触れる少し筋ばった私とは全く違う手もより一層リアルに感じられた。


心臓がどんどん暴走し始めているの、彼にも気付かれているかしら? 何とか落ち着こうと思うのに、思えば思うほど速くなる鼓動に慌ててしまう。


このまま心臓が飛び出てしまうんじゃないかという緊張の中、思ったより近くの場所から声が聞こえた。


「……ねぇ、いい?」


どうやら緊張が一週回ってしまったらしい。言われた瞬間、冷静な私が「そのまま許せば友達の言ったような展開になるかも」と囁く。けれど彼は言っていた、私の嫌がることはしないと。なら平気。


彼の言葉を信じている私は眼を閉じたまま、かすかに頷いた。


ちゅ。


優しく唇が合わされる。


不意討ちじゃない、きちんとしたキス。


恥ずかしさもあるけれど、何だか胸がふわふわとして幸せな気分。


何だか笑いたいような気分になり、眼を開けようとしたところでもう一度唇に温かな感触。


も、もう一度されちゃった!


一瞬びくっとしたけれど、友達の言っていたような舌が侵入してきたりするようなものではなく、先程と同じ優しいキス。こんなキスなら何回でも悪くない、かも。


もっとして、という気持ちが顔に出ていたのか、キスの後どうするのがいいのか分からず目を瞑っている私に、彼は頬やまぶた、おでこにちゅっちゅとキスの雨を降らせてくれた。


「……怖い?」


不安そうな声にふるふると首を振ると、彼のほっとした息が伝わる。


「良かった」


ぎゅっと私を抱きしめ、甘い声で吐息のように囁く彼。くらくらしてしまったのは、最後にされた口へのキスがちょっぴり長かったせい? それとも、唇が合わさる直前の「好きだよ」のせい?


ふわふわの気分を抱えたまま家に帰った私は、顔がひたすら緩んでいたらしい。家族によっぽどいいことがあったのね、と指摘されながらも幸せな眠りについたのだった。


明日も貴方といっぱい一緒にいられるといいな。あのね、不満がないことを不安に思ってしまうほど貴方のことが大好きよ。

最後まで誰一人名前が出てこないっていう。というか、「私」と「彼」の名前は考えてもいないっていう。主役二人のはずなんだけど。。。


あ、因みに主人公の親友二人は「浅井」と「吉野」という名前が決まっています。出てくる隙がなかったので使われませんでしたが。出てきもしなかった妹ちゃんは「私」に「けいちゃん」と呼ばれていることも決まっています。うん、どうでもいいね。その前に主役二人の名前決めてやれって突っ込みは、セルフで行っておりますので大丈夫です。

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