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東方project 〜東方少女録〜  作者: mariari
〜異章再成編〜
89/245

造り者達:1

「怒ってるのか?けど、

私を作った君がいけないのさ…

君が!居なければ!

こんな事にはならなかったのさ…!」

「お前が…お前が言うな…!」

「お前が私に置いていったんだろ?

人を憎み恨む、憎悪をさ!」

「私は…憎んだ事なんか無い…!」

「自分の能力は他人と同じ物が使えるだけで、

自分にも特別な何かが欲しかっただろ?」

「能力ではない…!特別な何かは持っている…

仲間との…友情という奴を…!」


旧颯花は、馬鹿にした態度で放った。


「友情?お前の事はどうも思ってないと思うぞ?

他人は他人であって、

自らの孤独感を抑制する為だけに、

友情という図々しいものを語るのさ」

「…お前は…人間が嫌いか?」

「いきなりどうした?」

「質問に答えろ」

「ふん…嫌いだね。弱いくせに自らを大きく見せ、

多種を蹴落として自らの存在価値を作る。

人間という生物は、自我が強過ぎたんだよ」

「ふっ…そのくらいがいいんだよ…

自らを思うことが出来なければ…

人間は戦わずして滅びている」

「だから今まで繁栄出来たからこそ、

傲慢と呼ばれるんだよ…!」

「人はいつか変われる。

その時を…信じて戦うまでだ」

「甘いんだよ…発想がなぁ!」


旧颯花は刺剣を取り出した。

颯花もすかさず刺剣を構えた。


「お前は何の為に戦う?

仲間に認められたいからか?」

「何の為にも戦わない。

私がするべき事だと…そう思ったから戦う!」

「そんなテキトーな決意じゃあ、

死んだ仲間の言葉が知りたいなぁ!」

「死んだ生物に2度目なんて存在しない…!」


颯花は駆け走った。

そのまま刺剣で旧颯花を攻撃した。

旧颯花の刺剣と鍔迫り合う。


「生き返らしたら2度目になるだろ?」

「いいや…1度目がリセットされただけだ…!」


颯花は旧颯花の刺剣を弾き、

そして美鈴形態へ変化し、

旧颯花の全身に百烈拳を放った。

その反動で互いの距離が開いた。

旧颯花にダメージは入っていなかった。


「やはり生物には限界があると思わないか?」

「…」

「どんなに頑張ったって、

その生物が進化しなければ、

その生物の限界を超える事は出来んよ」

「そうかな…?信じることが出来るのなら、

いつかその壁を超える事も出来るはずだ」

「信じるだけで変われるのならば、

もう既に人間は進化しているだろうな?」

「そんないきなり変化して、

生物がその負担に耐えられると思うか?」

「無理だね…だが、私達はどうだ?

生物でも人間でもなければ、神にでもなれる!

人間共をひれ伏せ、手の上で踊らす事も出来る!」

「ふっ…神なんて存在しないさ。

居るのならば、そいつは見るだけで何もしない、

ただの傍観者だろうな」

「無能な神に代わって私が導く。

人間にも指導者…いや、救世主が必要なんだよ!」

「必要なのは分かっている…

だが貴様の様な者を救世主とは呼べない!」

「呼ばしてやるさ、地獄の底まで落としてもな!」


旧颯花はあの時の破壊神の姿へ変化した。

しかし、彼女からは蒼く、悲しみの表れの様な、

不気味なオーラを発していた。


「フハハハ…生物の頂点に立つ!

吸血鬼3人分だぁ!」

「蒼か…だが、私の求めているものは…

そんなものじゃない…!」


颯花も、あの破壊神の姿へ変化した。

彼女からはいつも通り紅いオーラを発している。


「さあ来い…

死よりも苦痛なものを味合わせてやる!」

「貴様に可哀想だと思った事は1度もない。

貴様は貴様であるこの桐初 颯花が、

直々に…ぶちのめす…!」

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