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東方project 〜東方少女録〜  作者: mariari
〜異章再成編〜
80/245

人形使いと:1

━━━━━━━━━━━━━━


私の感が当たれば、君は確実に死ぬ。

それでも戦うのか?


ああ、問題は無いよ。私は、

君を信じるからさ・・・!


━━━━━━━━━━━━━━


「信じる・・・・・・か。

私を信じて・・・待っていてくれ・・・!

どうか・・・感が当たらないでくれ・・・!

絶対に・・・・・・死ぬな・・・!」


颯花は、全速力で目的地へ向かう。

一緒に戦った仲間の為に。この世界の皆の為に。



「・・・誰だ・・・?

見たことない人物だ・・・」


颯花が見た、目の前の人物。

金髪にカチューシャを着け、

周囲には人形が宙を漂っている。


「貴方が桐初 颯花・・・さんね?」

「そうだな。まずは名前を言ってもらわないと」

「私はアリス・マーガトロイド。

貴方に恨みはないけど、

この先には行かせてあげられないわ」

「その為に・・・そこにいるんだろ?」

「ええ・・・そうだけど・・・

可愛くないわねぇ・・・」

「あいにく、可愛いと呼ばれる様な、

怠けた人生は送ってないんでな」

「見た目には似つかないほどしっかりしてる。

確かにそんな人生はしてなさそうね。

その見た目なのは、神の類とか、

年齢と見た目が比例しない類かしら?」

「別にそんなことは無いな。

私はただの紛い物さ」

「紛い物・・・?よく分からないわ」

「説明しても分からないさ。きっとな」


互いが構える。

アリスの人形がフォーメーションを組む。


「(どう動いているんだ・・・?)」

「お手並み拝見ね、偵符『シーカードールズ』」


アリスの周囲の人形が、

颯花へ一斉にレーザーを照射する。


「メガビーム・シールド、出力正常。

・・・展開・・・!」


颯花の持つ盾から、赤いビームが発生した。

そこに人形のレーザーが命中する。


「・・・無傷ね。いい武器じゃない」

「それはにとりに言って欲しいな」

「にとり・・・ね。人形伏兵」


彼女の周囲の人形が、槍を持ち突撃する。


「拡散ビーム・・・っ!」


颯花は、中央に位置する人形へと、

拡散ビームを放った。

しかし、それらは生きているかのように、

独立して動き、拡散ビームは中央の人形に、

カス当たり程度にしか命中しなかった。


「まるで小隊だ・・・隊列に無駄がないな」

「ふふっ、いつまで余裕でいられるかしら?」


それらは、列を崩さず、颯花に突撃する。

颯花は、その余りある機動力で回避していく。


「・・・次は後ろかっ!当たれよ!このっ!」

「・・・うまい」


颯花は宙返りし、背後の敵を右手の銃で、

人形を2人同時に撃ち抜いた。

しかし、人形はまだ数多く飛び回っている。


「(一体どうすれば、効率よく数を減らせる?)」

「次、射て、人形弓兵」


アリスの後方の人形が、弓を持ち放つ。


「また数を増やして・・・!」


颯花は矢を回避したが、

矢に気を取られて、周囲の槍兵に接近された。

複数の個体が既に攻撃体勢に入っており、

シールドの展開は間に合わない。

一体ずつビームの展開されていない、

通常の盾で弾いていく。

その最中に、4つの人形が投げ込まれた。

同じ様に盾で弾いたが、

弾いた直後にそれらが爆発した。


「わたしも攻撃出来るわよ?人形火葬」

「ぬっ・・・!

人形が好きなのか嫌いなのか分からんな」

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