表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方project 〜東方少女録〜  作者: mariari
〜異章再成編〜
78/245

魔法と科学:1

「まだ間に合う、手を引け」

「すまないが、引く手はないな」

「そうか・・・」


箒に跨っている魔理沙。

大きな機械に搭乗しているにとり。

互いは見つめ合う。


「殺すなんて事は考えた事は無いが・・・

私も戦う理由があるんだ・・・!」

「私は君を倒せなくても、私が死んでも、

全てが元に戻せるというなら、賭けるだけさ!」


にとりが後方へ少し下がり、機体の左手にある、

ミサイルを射出する。

それらのミサイルは、魔理沙へと向かっていく。


「並んで飛ばすのは、撃ち落されるだけだ!」


魔理沙は接近しつつ、

左右に展開した星型の光から、

無数の小さなスプレー状の閃光が放たれた。

それらは互いにぶつかり、相殺される。


「出力正常・・・当たって死ぬなよ・・・!」


今度は右手のかなり大きな銃から、

閃光が放たれる。

魔理沙はそれを回避する。


「そんないきなり種明かししてご苦労様だな!」

「このアームズを舐めないほうがいい!」


にとり本人が、手に持っていた狙撃銃を放つ。

弾種はビームだが、弾速は実弾銃以上だった。

そのビームは、魔理沙の帽子を撃ち抜く。


「ちいっ・・・本人も武装しているのか!」

「それがこの機体の良い所さ!」

「だが・・・!そういう武器には弱点付きさ!」


魔理沙はにとりへ突撃した。

魔理沙が予想したのは、先程の右手の銃には、

排熱に時間が掛かるということだった。


「弱点をカバーするのが手数さ!

この機体にいくつ武装があると思う!?」


にとりの脚に装備されていた四角い物から、

緑色の光を放つミサイルが射出される。

そのミサイルへ、帽子が投げられた。

その帽子にミサイルが刺さり、直後に爆発した。


「刺さって内部から破壊する武装か・・・

いい武装だが、殺傷能力が高いな!」

「相変わらず当てる気は無いんで!」


にとりは狙撃銃を3発連続で発射する。

魔理沙はそれを軽やかに回避し、

取り出したミニ八卦路から、

極太の閃光が放たれる。


「恋符『マスタースパーク』ッ!!」


その極太な閃光は、にとりの機体ごと包み込む。


「・・・やったか・・・?」

「・・・やはり私の傑作君は凄いよ!」


マスタースパークを防ぎきったのは、

にとりの機体ごと覆いかぶさっていた、

緑色の粒子だった。

その粒子は球状になっており、

それが閃光を弾いたのだった。


「厄介な武装だな・・・!一体どこの科学力なんだ?」

「魔法とキノコにしか目がない

貴方には分からないでしょうね!」


互いが再び見つめ合う。

変わった部分は、にとりの総弾数と、

魔理沙の帽子が無くなったのみ。

互いにまだ、決定打はない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ