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東方project 〜東方少女録〜  作者: mariari
〜異章再成編〜
69/245

姿をも変える者:1

「他人の事の為にしているのに違いはないが、

他人の事を思って戦う事が無いのが、

お前と私の致命的な違いだな!」

「貴様と同じなど、私から願い下げだ!」


颯花は様子見として霊夢状態へ変化した。


「ならば、私の力を見せてやる・・・そして!

私の力に怯えるがいい・・・!」

「フッ、そんな怯える余裕はないさ・・・!」


異世界の颯花は、姿を変えた。

その姿は、レミリア・スカーレット。

彼女そのままだった。


「・・・」

「どうだ?過去の自分のトラウマである、

彼女に変身された気持ちは?」

「・・・別に何ともないな」

「へぇ、意外ね。もっと感情が高まると

思っていたわ」

「すまんな、私はそこまで器用な人物じゃ

ないんだ。他人への慈悲をするほど、

私に余裕はない」

「へぇ・・・そうかしら?

貴方がこの姿を殴れるとは思えないわ」

「レミィはレミィだ。

そして貴様は貴様だ。

中身まで真似は出来ないのが欠点だな」

「ふん、いつまで余裕な態度を取れるかしら?」


異颯花は突撃し、殴りかかる。

颯花はその腕を、軽く弾いた。


「何故だ!?貴様にそんな力はないはず!」

「これは私の進歩ではない!

霊夢自身が成長している事の証拠だっ!」

「それがどうした!?まだ力量差は

埋まってないぞ!」


異颯花は、蹴りかかった。

颯花のお祓い棒が、大きく吹き飛ぶ。

颯花はその場所まで距離を取った。


「こんな所で時間をかける必要はない!

私の本当の力を見せよう!」

「ほう、かなり早いな。

焦っているのか?」

「貴様と遊んでいるのが面倒くさいのでな!

見るがいいさ、私の力・・・!」


異颯花のレミリアの姿は、まるで2Pカラーの

色に変化した。それ以外に変化は無かった。


「・・・終わりか?」

「ふん、いつまで余裕を見せれるかな?

この吸血鬼2人分の力に、

立ち向かえるほど貴様は強くはない・・・!」

「フッ、そうかな?」

「・・・なんだ、その余裕は」

「お前には無いのか?己の特有の力を」

「これが私の力さ、どんな奴の力も使える。

貴様の物の上位互換さ」

「違う、それではない。もう一つの力だ」

「は?何を言っている?」

「・・・どうやら、貴様にはないようだな。

私も見せてやるよ・・・私の力をな!」


颯花は、レミリアとフランの姿を合わせたような

姿へと変えた。そして、

背中から、あの禍々しい翼が生えてきた。

同時に、禍々しいオーラを放ち始めた。


「なんだそれは!?私の知らない事が、

あったとでも言うのか!」

「そうさ・・・貴様にはない・・・私のな!」

「でも苦しそうだな、それでは満足に戦えないな、

その状態では、貴様には私を倒せん!」

「・・・やってみるか?(この身体では、

時間は2分程度か。 それでも時間が無いな)」


2人は接近する。

そして、互いの拳が衝突する。

全く互角であった。


「どうやら・・・互角らしいな・・・」

「力は互角だが、貴様はそれでも私を倒せん!」


異颯花は颯花の服を掴んだ。


「・・・!?離せ・・・!」

「フッ、このまま蹴って腹に穴でも開けてやろう!」

「・・・させるかっ!」

「なっなんだこれは!?」


颯花は両腕から機械を出現させ、

異颯花を吹き飛ばした。


「ぐぬぉっ・・・!?」

「ぐっ・・・早く離れろ・・・!」


数秒後、異颯花は距離を取った。


「一体、こちらの世界の私はどんな

人物なんだ!何者なんだ!貴様は!」

「私は・・・

・・・貴様よりも悲劇を見てきた・・・

生きる意味を与えられない・・・

哀れな紛い物だ・・・!」

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