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東方project 〜東方少女録〜  作者: mariari
〜奇九襲来編〜
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結末からの来訪者

「そんな程度なのか・・・巫女は」

「硬いわね・・・」


全員が煙で周囲を確認出来ない。

咲夜はその時にはつるをナイフで切り、

脱出していた。


「まだ手加減をしているな、

本気でやらんとすぐに死ぬぞ?」

「戦闘に様子見は必要よ」

「様子見をする暇があればなぁ・・・!」


同時に、鈍い音が響き、何かが吹き飛んだ。

発生した風圧で煙が引いていく。

その時に視認したのは、

先程まで霊夢が居た場所にジーグが居たこと。

紅魔館を囲む門にヒビが入る程の威力で

叩き付けられた霊夢が居た。


「視覚で分からなければ・・・

聴覚で探せと言った筈だが・・・?」

「あんた・・・には・・・言われてないわよ」

「霊夢、大丈夫か!?」

「問題ないわ、まだいける」

「お前らの中では僕とアイツは別人、

という訳か」

「あんたと・・・アイツは・・・別人ね・・・

あんな変人がこんな馬鹿になれる筈ないわ・・・」

「言ってくれるじゃないか。

僕にとっては2回馬鹿にされている」

「あんたには1つしか言ってない・・・

颯花は味方・・・あんたは敵。

ただそれだけよ!」

「ほざけほざけ、どうせ全員死んでいく。

愉快じゃないか・・・なぁ!」


ジーグは姿を変えた。

彼女達にとっては初めて見る、

ジーグの破壊神化であった。


「その姿・・・ゼィルの・・・!」

「とんでもない化け物に変貌しやがったな・・・」

「・・・見掛け倒しにはならないわよね」

「余裕なのか挑発なのか分からんなぁ?」

「そんなの自分で考えなさい・・・!」

「考えている程暇じゃあないんだよッ!」


ジーグは2人を無視し、霊夢へ突撃する。


「無視するなよ!」

「魔女程度が!ほざくな!」

「吹き飛べ!ウイッチングブラストォ!」

「見掛け倒しの大きな弾めッ!」


大きな閃光を、右脚で軽く蹴り飛ばした。

その閃光は空の彼方へ吹き飛んでいった。


「お前から殺してやるよッ!!」

「こんなクズに気安く殺されてたまるかッ!

スウィープアサイド!」

「箒で叩くなんざ使用方法が雑なんだよッ!」


魔理沙は箒の推進力で叩きつけた。

しかし、それを捕まれ、箒はへし折られた。


「私の箒が!?」

「道具に頼っている己の甘さを呪え!」

「させない!奇術『エターナルミーク』!」


無数のナイフが2人に降り注ぐ。


「馬鹿っ私にも当てる気かよっ!」

「貴方はどうせ避けれるでしょう!」

「鉄の塊ごときにッ!」


ジーグは右手に紅く光る槍を生成、

ナイフを全て振り払い、消し炭にした。


「全部消すなんてありがたいな!」

「貴様の為じゃねぇよ!」


ジーグは再び魔理沙へ向かう。

手に持つ槍を魔理沙に斬り掛かった。

間一髪で魔理沙は回避する。

帽子は2つに斬られたが、

本人には当たらずダメージは無かった。


「あっあぶねッ!」

「運がいいヤツだッ!お前はッ!」

「魔理沙!接近戦はまずいわ!離れて!」

「分かってる霊夢!」

「逃さんよッ!!」

「しつけぇ!諦めの悪いやつだぜ!」

「私もいるわよ!妖怪バスター!」


5つの霊符がジーグへ接近する。

ジーグはそれらを周囲に展開した隙間から

無数のナイフを霊夢の方向へ降り注ぐ。

霊符は消滅し、数本が霊夢へ向かう。

霊夢はお祓い棒で弾きつつ、回避する。


「チィッ!邪魔だッ!数で押そうなどと・・・!

どう足掻いても私には勝てまい・・・ッ!」

「一体どこからその自信が湧くのよ・・・!」

「僕はこの世界の全てを知っている・・・ッ!

貴様の最期までもなぁッ!」

「まだ・・・私達は死んでいないッ!」

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