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東方project 〜東方少女録〜  作者: mariari
〜奇九襲来編〜
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高機動戦闘:2

バヴンズが高速で接近する。

颯花は美鈴形態に変化、

バヴンズの蹴りと颯花の拳がぶつかり合った。


「・・・中々バネも侮れん、という事か」

「いつまで減らず口を!」

「しかし、相手が単純な奴ではな・・・」

「貴様・・・!」


バネの色が青から赤に変化していく。

颯花の腕は弾かれた。

バヴンズはもう一つの脚で蹴りかかった。

顔に蹴りが入った。


「どうしたぁ?」

「お前こそどうした?顔に入っているのに、

なんともないぞ」

「・・・なぁ・・・!?」


蹴られた直後から、颯花の全身が

赤色基準になっていた。

蹴りが入る場所に小さな結界を貼っていた。


「結界は小さい程防御力は高いが・・・

コピーの結界をも割れんとはな・・・」

「なんだと!?」


バヴンズは百烈拳をした。

バネで加速している為、目視では確認出来ない

ほどの速さを誇った。


「・・・速いが・・・昔と拳の場所が一緒だぞ」

「なっ・・・!」


拳が来る位置にピンポイントで

結界を貼っていた。

全て割れずに耐えている。


「・・・裏を返せば、昔と違う事をすれば

読まれないって事だろ?」

「・・・質問をするな。自分で考えろ」

「へっ・・・!」


バヴンズは地面に連続で蹴りを入れ、

周囲を砂煙で覆った。


「視覚を潰した。一方的な虐殺の始まりだ!」

「・・・」


真後ろからバヴンズの飛び蹴りが

向かってきた。

しかし、再び結界を貼られ、無効化された。


「なんだと!?完全に死角だった筈だ!」

「・・・単純と言うよりも・・・馬鹿だな」

「貴様・・・いい加減に・・・!」

「お前のバネの音がうるさいんだよ・・・」

「なっ・・・音で把握していたのか!」


確かにバネの音がうるさかった。

砂煙が引いていく。

2人は互いを目視出来る位になった。


「だったら・・・こっちにもコピーが

あるんでね!」

「・・・知ってた。戦闘に情報は不可欠だ。

知っているからこそ、こんなにも圧倒的なんだ」

「ちっ・・・!」


バヴンズはレミリア風の配色になった。

背中からは小さな翼が生えてきた。


「・・・やっぱり、2つ以上はコピー出来ないんだな」

「お前の2つコピー出来る方がイレギュラー

なんだよ!私達の主に贔屓されやがって・・・!」

「・・・贔屓された覚えはない・・・!」


先程よりも速度と威力を強化された飛び蹴りが、

颯花を襲った。

結界が間に合わず、仮面に衝突し、

中央に縦に大きな亀裂が入り、右側が割れ、

顔があらわになった。


「顔は修復されてんじゃないか、

隠す必要ねーじゃねーの」

「右半分は治ってはいるが・・・

問題は左半分だよ。君が入れたヒビの、

その丁度そこから外部装甲・・・いや、

皮膚の回復が止まってるんだ」

「へぇ・・・そのカオを拝みたいけど・・・

殺してからでもいいよなぁ!」

「・・・お前には出来ない。

私が死ぬ時は・・・私が死のうとした時だ。

私は・・・死なない」

「てめーは自分では死ねない。

何故なら・・・私に殺されるからさ!」


バヴンズは再び最接近する。

速度が増した百烈拳を防ぐ事は出来なかった。

数発を食らった颯花は、反動でよろけた。


「どうした?使えよ、その贔屓なコピーをさ!」

「・・・お前も1つしか出来ないんだろ?

なら2つも・・・使う必要は無い」

「いつまで・・・余裕こいてんだよぉ!」


颯花は腹部を強打された。

しかしそれを耐え、その腕を掴んだ。


「なっ・・・貴様・・・!」

「・・・人形の肌は相変わらず冷たいな」

「・・・離せ!」


颯花はレミリア形態へ移行した。

直後に、バヴンズの腕が引きちぎられた。

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