合流
2人は、咲夜を見つけ降りていった。
霊夢と同じ状態になっていた。
「・・・咲夜」
「・・・貴方・・・!」
咲夜は颯花を見て、驚いていた。
「今まで・・・何してたのよ!」
「・・・すまん・・・」
「どれだけ人を心配させれば・・・」
「いまは私の事はどうでもいい」
「貴方ねぇ・・・!」
咲夜に事を話した。
その咲夜は未来の君だと。
未来を変えなければならないと。
「・・・そんな・・・」
「今はそれを回避する方法はない・・・
やるべき事をやるだけ」
「・・・そうね。それしかないわね」
「・・・流石だ、物分かりが早いな」
「・・・あと・・・」
「・・・ん・・・?」
「その仮面は・・・何なの?」
「顔の下は・・・悲惨になっている。
見せる気は無いよ」
「そう・・・」
霊夢は気になった事を話した。
「で、他の人物に仮面が行ってる可能性は?」
「ほぼ全員かもな・・・」
「全員・・・ね」
「・・・それと、神社の時に天狗に何かを
言われてたな」
「・・・敵は9人居るって」
「・・・9人は間違いではない。けど・・・
仮面はこの中に・・・含まれていない」
「えっ・・・!」
「その8人は・・・過去の私のクローンだ・・・」
「8人・・・?」
「そう・・・8人。
主犯格、ジーグ・フリーズは・・・
私の未来・・・かもしれない」
「貴方が・・・アレになる・・・まさか」
「あくまでも予想だよ、頭の片隅にでも」
「・・・予想ね、当たらなければいいけど」
「貴方の予想は大抵当たるのよ・・・
昔からね・・・」
「・・・」
「・・・まさか・・・ね。
まあ倒せば終わるから、忘れましょう」
「・・・そうね」
「・・・とりあえず・・・3人の情報を話そう」
「何か知ってるの?」
「・・・いや、昔の子供の頃の性格とかで、
どういう人物になったかを把握したんだ。
・・・予想だ、ごめんな巫女」
「大丈夫よ、教えて」
「・・・ああ」
一人目 リッパー
ナイフが好き。
子供の頃はカッターナイフを持ち歩いていた。
腕に切り傷がある。
昆虫をよく解剖していた。
二人目 シューター
幼い頃から銃を所持している。
火薬の匂いが好き。
一度自分に撃ってから、痛みが忘れず、
その痛みの幸福を他人に分けたいと
思っている。
三人目 バヴンズ
跳ねるのが好きであり、裸足で2m飛べる。
腕は細いのに反して、脚部はかなり太い。
しかし、それは飛ぶ時の状態であり、
以外と細身。
リッパーに蛙を解剖されかけた時は蛙を、
無意識に殺してしまうほど暴れた。
「これが、彼女らの詳細。
リッパーはおそらくナイフで戦う。
シューターは銃火器だろう。
バヴンズは高速戦闘が得意だろう」
「残りの5人が気になるけど、
いい情報だわ、ありがとう」
「私も、ありがとう。ゼィル」
「私は・・・何もしてないよ。
次は何処へ行こうか」
「とりあえず紅魔館に戻りましょう。
パチェ達が心配です」
「分かった・・・霊夢はどうする?」
「私も行くわ。まだ攻めてこないと思う」
「そうか、なら紅魔館に戻るか」
3人は紅魔館へ戻った。