四人の魔法使い/紫色な魔女達:1
「ちょっとくらい出てもいーだろー」
「だーめって、言ってるでしょ」
大図書館の奥の一室で、2人が会話している。
魔理沙はまだ動いてはいけない状態である。
「せめて中庭まで・・・」
「どうせそこから逃げるんでしょ、
安静にしてなさい」
「・・・ちぇ」
「ここには本が多いから、
好きに読んでていいわ」
「そんぐらいはしてもらわないと、
こっちだってタダで居座させられるのは
嫌だしな」
「・・・好きにしなさい (その顔ステキ)」
「おうよ!」
ガタッ。
大図書館で、扉が開く音が響いた。
「パチェ、人でも呼んだか?」
「そんな事ないわよ、私が見てくるわ」
「私が行く」
「あっちょっ・・・
自分を捨ててまで守ってくれるのね・・・(照)」
パチュリーの被害妄想に寒気を感じつつ、
大図書館に行った。
「・・・なんだこいつら」
「・・・」
そこにいたのは、
魔理沙とパチュリーの服装を完璧に模した、
2人の人物がいた。
「・・・敵か?」
「・・・」
パチュリーが追いつく。
彼女も不思議そうに思っていた。
「・・・不気味な事してくれるじゃない・・・」
「・・・」
「何か言えよ・・・奇妙だぜ」
「・・・」
それらは言葉を発しない。
人形の様だが、人間ではある。
肌が少し青くなっていた。
「・・・貴方はそこで座ってなさい。
傷口が開くわよ」
「だーじょーぶって、たぶん」
「・・・」
相変わらず、それらは無言である。
仮面はそれぞれ違う形に傷があった。
「まったく奇妙な奴らだぜ!
そこのエセ魔理沙!行くぞ!」
「・・・」
「魔理沙!一人で戦おうとしな(」
「心配すんなって!」
魔理沙は仮面の魔理沙に駆け寄る。
仮面のパチュリーがさせまいと
多量の弾幕を張ろうとした。
「貴方の相手は私よ!」
パチュリーが妨害する。
魔法の結界で無力化され、
魔理沙と仮面の魔理沙たちの戦闘場所が、
少し離れてしまった。
「魔理沙・・・どこいったのよ・・・
(後で責任でも取っ)」
パチュリーへ閃光が向かった。
同じ様な魔法の結界で守った。
「不意打ちとは失礼ね(私もやるけど)」
「・・・」
「何か話しなさいよ・・・」