表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方project 〜東方少女録〜  作者: mariari
〜紅霧異変編〜
30/245

紅霧異変の結末

あの日から、一週間が経った。

惨劇は、予想以上に傷跡を残した。


咲夜は、精神が不安定になってしまった。

時々安定剤を飲んでいる姿が

確認されている。


フランは、殆ど車椅子を使わなければ

ならない身体になってしまった。


レミリアは対人恐怖症になり、咲夜とも

顔を合わせる事は無くなってしまった。


魔理沙は出血多量により、

意識不明に陥ってしまった。


霊夢は頭部強打による、記憶喪失になり、

今回の異変の殆どを覚えていなかった。


颯花はあの日以来、行方不明になっている。


彼女らは、この結末を望んでいたのだろうか。


颯花はどこへ行ってしまったのか。


この物語は、

決して正しい物語だという事は無い。

もしも運命を変える事が出来るのなら、

誰もが望むであろう。

どんな犠牲を払ってでも。

「本当に、何も覚えていないのですか?」

「・・・そうね、何も覚えてないわ」

「・・・そうですか」

「何があったのかは、聞かない方が

良さそうわね」

「・・・知っても・・・

過去は変わりませんからね・・・」

「・・・ごめんなさい、思い出させて」

「大丈夫です。慣れてしまってますから」

「・・・」


咲夜と霊夢が会話する。

その神社の外は、紅い霧も、青い空も無く、

ただ雨が降っているだけであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ