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東方project 〜東方少女録〜  作者: mariari
〜紅蒼運命編〜
112/245

颯花の死後:3

「私は今、大変なことに気が付いた」

「おい!船の上でいきなり立つんじゃないって」


颯花は突然と船から立ち上がった。

そのせいで船のバランスが崩れる寸前になった。


「すっすまん…」

「全く…で、大変なことって?」

「私よりもレミリアを生き返らせれば、

良かったんじゃないかと思ってな。

そのーあれだ、私の実力の殆ど上だし」

「レミ…リア…そんなの来てないぞ?」

「…え?」


少し動揺した。そして、しばらく考えた。


「どうしたんだ?いきなりだんまりしてさ」

一号(ファースト)が入っていた時のジーグに…

確かその時にやられて…んー…」

「説明してくれないと分かんないけど」

「ああ…ちょっと待って」


「つまり、さっき映姫ちゃ…四季映姫が言ってた

そのファーストに取り憑かれた状態では、

ここの世界に来る事が出来なくなる…かな?」

「なんで疑問形なのよ…」

「情報が少な過ぎるんだ、断定が出来ない」

「じゃあそいつがなんでそんな事するのさ?」

「それが分かれば苦労はないよ…」

「だよな…うーん…ちょっと考え過ぎだけど、

一つの予想図だと考えて聞いてくれ」

「…?」

「その…さっきの…灰」

「白い灰…まあ灰でもいいか」

「そうそれ、その白い灰で身体を作って、

それに魂を宿らせる。そして、

それをそのファーストが操り人形とする…」

「見た目と裏腹にかなり凄い想像力だな…

今の所の私の中ではそれは一番なって欲しくない」 「だよな…仲間を倒すなんて普通なら嫌だろうな」

「…」

「ん?どうした?」

「いや、何でもないよ。とりあえず早めに」

「あっああ…」



「そろそろ実体化もいい頃だが、

…まだやる事あるな」


幻想郷の森の木の切り株に、

何者かが座っているような気配と、

その話し声が響いてきた。


「おい、聞こえてんだろ。次はどうすればいい」

「まずは喋らないことだ」

「珍しく会話をしてくれるじゃないか」

「何も無くて暇なだけだ。

今回も失敗は許さん。お前なら信頼出来るが」

「そっすか。なら自身の愛刀を磨いて、

テレビ見ながらコーラ飲んで待ってていいぜ」

「ふん、そんな怠けた生活していない。

君と成功に、期待する」

「あいよ…」



「上から目線…まじうぜー。

いつか殺して自由気ままに殺しまくりたいぜ」


そして、その姿が現れる。

赤い装甲服、割れたメット部のガラス部。

そして黒いビームの様なものを放つ剣。

その彼女は手に薬の瓶を手にしていた。


「薬が無ければ生きられないなんて、

まさか誰が信じるとでも?

行動全てをお前に従うなんて、

誰もそんなこと言ってねーよ」


そして、その瓶を投げ捨て、彼女は立ち上がった。


「さてと、最初は誰だっけな…

まぁ…順序なんて要らないけどな…!」


そして再び姿を消した。


「相変わらずのクソッタレなド田舎な事だ。

帝国のバーガー食って暇してた方が、

こんなつまらん自然見るより楽しいぜ」

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