第四十六話
みんな大好きあの娘の登場。
「第十五試合、青龍の門より草薙っ!!白虎の門より呂布っ!!」
(張遼がいるからもしかしたらとは思ったけどね、あの赤毛が呂奉先だったか、それにしてもこの氣、間違いなく【覚醒】したな。)
「べびーかすてらの。」
「ああ、こっちが俺の本当の正体ね、あっちの商売の方は趣味。」
首をかしげて何かを考える呂布、
「……あ、賭けの話。」
思い出したかのように話しかけてくる呂布、
「ああ、呂布も華雄の件を無かったことにしろってのか?」
「ん。」
こくんと頷く呂布、
「で?俺が勝ったら何をくれるって?」
「筆頭武官。」
「ま、その申し出も受けるかどうかは別にして解った、賭けは受けてやるよ。」
「双方依存は無いな?」
「おう。」
「ん。」
「では、試合始めッ!!」
「いく。」
ぼそりと呂布がつぶやくと同時に素早い突きが迫る、
「なんやあの速さっ!!」
「いつも以上に速いな。」
控え室で見ていた張遼と華雄が呟く、
「確かに速い…しかしっ!!」
方天画戟の月牙部分に棒を入れ呂布の戟を止める、
そして棒をくるりと反転させればテコの原理で呂布の体勢が崩れる、
そこにすかさず将の前蹴りが入り呂布を仰け反らせ、
その勢いのまま喉輪で呂布を武舞台へと叩きつける、
「本来なら倒れた所に氣焰ぶっかまして燃やすんだけどな、起てよ呂布、お前、一昨日と比べてだいぶ強くなったろ?」
「解る?」
驚いた顔をしながら起き上がった呂布が将に尋ねる、
「ああ、俺のベビーカステラ食って【覚醒】したんだ。」
「かくせい?」
「後で教えてやるよ、来な、まだ試合は終わっちゃいないぜ。」
「ん。」
ビュウと音を立てて呂布の戟が上段から振られる、
将はそれを棒で受け流し棒を反転させ呂布の首元に一撃を入れる、
呂布が戟を横殴りに振れば棒で受け止め呂布に蹴りを入れる、
呂布が一撃ごとに受け止められ反撃を受けることに苛立ちを覚える、
そして将から攻めてきていない事に気がつき、
呂布は攻めるのを止め受けるための構えを取った、
「待か、ならこっちから行くぞっ!!」
将の連続の突きが呂布を襲う、
呂布は将の棒が刺突部分が少なすぎて受け止めることはできず、
直撃しないように激の柄でそらすのが精一杯、
突きに合わせて反撃を考えてみても将はそこまで踏み込んでこない、
呂布は後ろに下がり距離をとる、
全力で走り込む刺突であれば受け止められても勢いそのままに当たるはずだと呂布は考えた、
「いく。」
そうつぶやき全力で突進する、
必殺の刺突であった、
それに対し将は呂布に向かって棒を投げつけたのだ、
「ちょっ、なんやあれっ!!」
張遼が叫ぶ、
「なんだ…と。」
華雄が呟く、
その光景は多くの者が信じられないといった表情である、
棒がいくつもの節で分かれ呂布に絡みつく、
将の使っていた棒は九節棍だったのだ、
九節棍に絡み取られ身動きできなくなった呂布、
「奥の手を出させるとは流石は呂奉先、しかし、これで終わりだ。」
そう言って将は九節棍に巻かれたままの呂布をお姫様抱っこで抱き上げる、
呂布は、
「え?え?」
と少々うろたえる、
将はその状態の呂布を武舞台から場外へと下ろした。
「勝者っ!草薙っ!!」
こうして将は十五戦全てに勝利した。
ここまで長かったですね、
文量は短いですけど、
それでもなんやかんやで一年過ぎました、
作品内は10日あまりですか、
遅筆と展開が遅いのと一話一話が短いからですね、
長文書けないし、
そのくせに
【真・恋姫†無双】 外史に現れた一人の男 孫呉編
なんて始めてしまいましたからね、
こっち優先させろよって話ですが終わるの待っていたらいつまでたっても書けなさそうなので同時進行で始めちゃいました、
なるべく進むようにしたいと思っています、
(どっちもね。)
なんて言いながらオリジナルの、
大魔王が勇者に?
なんてのも始めちゃったわけですからどの口が叩くのか?
ってやつです。
なんやかんやでいろいろありますが、
これからもお付き合いいただければ幸いです。
でわ、
また次回、
ちゃおノシ




