第三十五話
むぅ、一ヶ月も間が空くとは思わなかった、
ゲームが悪いわけじゃないんですよ、
毎日見に来てくださっている読者さんには感謝、
相変わらず短いですがどうぞ。
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side???
「ドジったな。」
そう呟いた男の脇腹には短剣が突き刺さっていた、
「あんたなんで俺を庇ったんだよ?俺を庇う理由なんかないだろ?」
「さっきも言ったろ俺もお前に用がある、って。」
そう言いながら男は刺さっていた短剣を引き抜き臭いを嗅いでいた、
「大丈夫そうだな。」
そう言うと男はその短剣を懐へと仕舞い、
そしてサラシを取り出して、
俺に差し出しながら、
「いつまでもそのままって訳にもいかないだろ、使えよ。」
そういえば俺は服をあいつらに切り裂かれたんだった、
「あ、ありがとよ。」
そう言い受け取った俺はすぐにサラシを巻いた、
「で、俺に用ってなんだよ。」
「お前少し前に緑髪の眼鏡の娘から銭を盗ったろ、あれを出しな。」
「今日一番の稼ぎだがしょうがねぇ、ほらよ。」
俺は男に銭を渡した、
「俺が言うことじゃねぇかも知れねぇけど、ほかの分についてはいらねぇのか?」
「ああ、これは知り合いの分だから返してもらうだけさ、ほかの分に関しては俺の知ったこっちゃねぇよ。」
「そういうことじゃなくて俺から巻き上げようって思わねぇのか?ってことだよ!!」
「ああ、そっちかどうでもいいよ、興味ねぇ。」
「興味ねぇ…って、まぁいいや。」
「じゃぁ、俺は行かせてもらっていいんだよな?」
俺を捕まえようと思えばいつでも捕まえることの出来る距離にいながら何もしない男に俺は聞いた、
「ああ、好きにしな、ああ、その前に一つだけ。」
「な、なんだよ。」
「俺はお前を助けたといっても過言じゃねぇよな?」
「そう言われればそうだな。」
「謝礼の一つも貰っても構わないよな?」
そう言うと男はニヤリと笑った、
なんだよ結局そういうことかよ、
なら最初からこんなサラシなんか渡さなければいいのに、
男なんて結局みんな一緒なんだな、
がっかりしたぜ、
まぁ、助けられたのも事実だし、
無理やりってわけでもねぇし、
それなりに良い男だしな、
「しょうがねぇか…」
俺はサラシに手をかけた…
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side将
「しょうがねぇか…」
そう言うとコイツはサラシに手をかけた、
「って、おいっ!お前何をしようとしてるんだ?」
「何って見りゃ解るだろ、お前が謝礼が欲しいって言ったんじゃねぇか!俺に出来ることって言ったらこれくらいしかねぇしな。」
女がむくれた顔をしていった、
「やれやれ、そんな性格じゃ損するぞ、こんな時はな【体でもって誠心誠意お礼いたします。】って言って「なっなっ」深々と頭を下げて【ありがとうございました。】ってにっこり笑ってやりゃいいんだ、これで何一つ間違ったことは言っちゃいないことになる、勘違いする方が悪いだけの話だ。」
話の途中で怒り出した女が今ではポケーっとした顔で俺を見つめる、
そして言われたことに気がついたのだろう、
「【体でもって誠心誠意お礼いたします。】」
そう言って深々と頭を下げ、
「【ありがとうございました。】」
そう言ってニッコリと微笑んだ。
まるっきりの棒読みだったがそれでいいと将は思った。
「あっ、名前聞いてない。」
女がそう言ったが、
「縁がありゃまたどっかで会うだろ。」
そう言って女と別れた将だった。
PCの調子が悪くて…
すぐに電源が落ちていろいろ面倒だったんですが
とりあえず電源ユニットの交換で直った感じです、
最近はエムブレムではなくテリー、
やりこみの度合いがさらに深まるダメ人間へとまっしぐらな感じですw
ではまた近いうちに、
書けるといいなぁ。




