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第二十二話

時間軸等は戻り武威です。

武威・将の家


朝練も終え、朝食も終わり出かける準備も整えてまったりしている頃に翠とたんぽぽが迎えにやって来た、


が、少々様子がおかしい、


「二人ともどうした?何かあったのか?」


将の問いに翠が答える、

「ああ、将の事は今日母さまが紹介するはずだったんだけれども、どこの誰が聞いてきたのか知らないけれども、うちの連中が将のことを聞きつけてさ…」


たんぽぽが割り込む、

「もう、お姉さまったら、説明しているよりも実際に来て貰った方が早いんだから、将さんいそいで付いてきて、ほら、お姉さまも行くよっ。」


そういうや否やたんぽぽは翠の手を引き飛び出していく、


要領を得ない将達は付いていくしかない、



政庁に着いて目にしたその光景に吃驚した、



何がって、


まぁ、本当にここはパラレルワールドなんだなってことだ、



昨日俺が出会った人物の髪の色は黒(貂蝉・王異)栗毛(馬騰たち三人)金(張姉妹)銀(婁圭・華雄)とまぁ、中国にしては怪しい色もあるが有り得る色なので特に問題ないが、



今俺の目の前にいる人たちの髪の色が俺の理解を超えた、



翡翠さんの両脇に青と黄、

翡翠さんの前に並んでいる8人が、

黒・濃紺・青・紫・赤・ピンク・白・灰と来たもんだ、



この世界がある程度自分の知る世界とは違うということは理解していたが、


なんだ、この、まるで漫画やゲームの登場人物かのような髪の色は…


さらにこいつらの着ている服がまたありえない、


なんで服装はヴュルテンベルクの騎兵将校の軍服で色は髪と同じなんだよっ!!


「将、どうしたんだよ。」


翠に声をかけられて気を取り戻した俺はそこで挨拶をする、


「武威太守、馬騰様よりお招きをいただき草薙将ただいま参りました。」


将の声を聞き馬騰の前にいた8人は振り向き胡散臭いものを見るかのような目で見つめる、


「将、みんなに紹介するからこちらに来なさい。」

馬騰が将に声をかけ手招きをする、

それを受け馬騰の脇まで将は進む、

将についてきた婁圭・張済・張繍の三人は馬超に促され入口の脇で控えている、



「彼が異国から来た草薙将、昨日郡境を荒らしていた楊奉の率いる賊を一人で壊滅させた人物だ、しばらくうちで面倒をみると共に異国の知識を提供してもらう、他には武術指南もやって貰うつもりだからみんな覚悟しなさい。」


その声を受け黒髪が声を上げる、

「馬騰様、我々はその男の実力も知りません、いきなり武術指南だと言われても我々よりも歳下の、しかも男にそんな実力があるとも思えません。」


赤髪が続ける、

「我々が納得できるほどの腕前でなければ意味もありません。」


「ねぇ、馬騰さん「ん?」俺もさ、彼我戦力差も読めないような程度の連中に稽古をつけるなんて時間の無駄だと思うんだよね、だからさ、武術指南なんて無駄になるから止めにしてもらっていいですか?」


「貴様っ!!彼我戦力差が読めない等と貴様がどれほどのものだというのだっ!!」

白髪が将の声を聞き声を荒げる、


「ふんっ、少なくともここにいる全員を相手にしたって負けやしないねぇ。」

腕を組みふんぞり返る将、



「くっ、くくっ。(この子は、事実だとしてもそこまで言っちゃうものかねぇ。)」

と苦笑するのは馬騰。


「貴様っ!!義姉上(あねうえ)、いくら義姉上の連れてきた人間だとはいえこの者は言葉がすぎます。」

馬騰に詰め寄るのは馬騰の脇にいた黄髪の人物。


「吐いた言葉は取り返しがつかんぞ。」

将を睨むのは馬騰の脇にいた青髪。


「ちょっ、将、お前いくらなんでも言いすぎだぞっ!!」

これは馬超。



先ほどの8人以外にもザワザワと騒ぎが大きくなる、




そして誰かが言った、



「では草薙将っ!!貴様と私で勝負だっ!!」



俺は今年一番の笑顔でこう言った、








……………






…………






………






……











「だが断る!!」


ここに来て書きたいものが増えてきた斜悪です、

魏ルート周回プレイの一刀の独白、

将の魏・呉・蜀ルート、

どれもがそれなりに構成が進むんだけれども…

並行しながら出来るほど器用ではないのは解っているんですけどね。



この話自体がいつも短いのでなかなか思うように進みませんが、

結末までは書くつもりです、

大丈夫、



書ける…はず。

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