第一話
話的には今回が第一話となります。
眩しい光に包まれたと思った瞬間だった、
「ここは?」
目の前の敵が突如として光を放った、
それは覚えている。
「そうだっ敵はっ?」
先ほどまで対峙していたはずの敵の姿を確認するために俺は構えると共に当たりを見回した、
しかしその眼に映ったのは…
見渡す限りでは平原と山くらいしか見当たらない。
「敵もいなければ他の仲間もいない。」
そうつぶやきながらゴーグル型デバイスで検索してみたが周囲1km程には感知される物はなかった。
「敵味方双方の反応もない上に現在位置の座標も表示されない。」
故障かも、
と思うものの自身が認識されている証拠に中央で青印が点滅しているのは確認できる。
「どう考えてもおかしい、
俺が先ほどまでいたのは富士の樹海だったはず。」
「何が起こったんだったっけか?」
とりあえず今現在の俺の状況は…
見回して見ても脅威になりそうなものは見当たらない、
とりあえず現状の把握をしてみるか、
装備はどうだろうか?
ゴーグル型デバイスがあるのは確認済みだ、
腰には大小二本の刀もある、
服は学園の白ランだ、
ポケットには財布や携帯も入っている、
「そうだ、携帯なら」
学園支給品のこの携帯は全世界で電波の受信状況に優れているはずだから、
一縷の望みを持って携帯を見てみるものの、
「やはり携帯も圏外表示か…」
デバイスで現在座標が表示されていなかったのだからな、
やはり携帯もダメか、
ここがどこかはとりあえず置いておくとして、
なぜ俺一人でこんな場所にいるんだ?
少し思い出してみよう…
主人公の名前やここに来た経緯など一切出てこずっ!!
これでいいのか?
基本的に短文の読み物になると思いますがご容赦ください。