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第十三話

えー今日はちょっといろいろあってハイになっているので更新できました、

相変わらず短いですがどうぞ。

俺を見つめる5人の真剣な目には抗えるはずもなく。



「改めて、姓は草薙、名は将、字や真名は無い、この大地よりはるか東、海を超えた先の地よりやって来た者だ、こんな俺でも良ければ5人の身柄、大事に預からせていただく。」


俺の言葉を理解するのに少し時間がかかったのだろう数秒の静寂の後に5人は声を上げて喜んでいた、

5人が喜んでいるところを見るとこれでよかったのかもしれない。



「翡翠さん、これでよろしいでしょうか?」


「婁圭、王異、張済、張繍、姜維、以上五名の謝儀及び草薙将の大度、武威太守馬騰がしかと見届けた、五名による謝儀の履行を速やかに行われることを求める。」


「「「「「はいっ。」」」」」



「翡翠さん、ありがとうございます、それと、6人で暮らせるような家っていうのは武威にもありますか?借りるにしても費用はどれくらいかかりますかね?」


「ああ、それならば将に住んでもらうつもりだった場所で十分さ、存分に働かないと6人で食べていけないぞ、とは言っても賊の溜め込んでいた銭と食料だけでも2年近くは暮らしていけるかもね。」


賊が溜め込んでいたといっても凡そ10日分位の量である、

しかし300人の賊10日分である、

1人で言えば3000日分相当になる、

6人でも500日相当であるから2年近く暮らせるというのはあながち間違っていない計算である。



「もうここに必要なものはないかな?」


恵が答える、

「将様、賊の使用していた馬車等はどうしましたか?それとこの荷車は珍しいものですね。」


(荷車って言うとリアカーのことを言っているのだろう。)

「荷車に関しては落ち着いたところで教える、それより馬車なんてあったのか?」


「少し奥に行ったところにあるはずです。」


馬車等を手に入れた俺は翡翠さんに出発の準備が整ったことを伝える。



「では、武威に向けて行くよ。」


「「「「「おうっ!!」」」」」





街道に向かってしばらく進むと、


【南方5km反応あり300騎。】


(ん…ああ、あるな中に一つデカイのがいるな。)



「翡翠さん、南に5km位のところに約300騎がいます。」



「え?将、なぜそんなことが解るの?」

(そういえば賊の隠れ家の場所を知った方法を聞いていなかったわね…この子には聞かなければいけないことがありすぎて大変だわ。)


「氣、である程度までは探知できますから。」


「南5kmというと郡境の辺りね、調べに行く必要があるわ、将、もしもの時には貴男を私たちの戦力として当てにしてもいいかしら?」


「元より、そのつもりです。」



「では転進。」






****************************************

side南側300騎



「本当に流星が落ちたのはこちらの方向なんだろうな?」


「「「「「はっ、間違いありません。」」」」」


「しかしこれより先は他領となるぞ。」


「向こうから数騎やってまいります、いかがいたしますか?」


「賊ではないとも限らん、しばし様子を見よう。」






****************************************

side将


「翡翠さん、向こうは止まりましたね、どうしますか?」


「見知った人物のようだねぇ、このまま進むよ。」







「これは、華雄将軍、郡境まで部隊を率いてきているとはどういう事ですかな?」


(これが華雄、随分とまぁ露出が高いねぇ、戦隊モノに出てくる悪役女幹部みたいな服装じゃないか。)


「これは、馬騰殿、今日うちの部下が流星がこちらの方角に落ちるのを見たというのでその調査にきたまでです、して、馬騰殿は?」


「うちも一緒さ、娘たちが流星が落ちるのを見たって言うんでね、調べに来たついでに将軍が部隊を引き連れているのを見つけたのさ。」


「では、流星が落ちたのは武威の領内でありましたか?」


「落ちたのはうちの領内みたいだけどねぇ、残念ながら流星は見つからなかったのさ。」


「そうですか、それでは仕方がないですな、それとは別にして…そこの男、強いですな、馬騰殿、その男と勝負させて欲しい。」


(え?何言ってんだ脈絡がなさすぎだろ?)


「うーん、本人が良いって言えば良いんじゃない?(少し面白くなりそうね。)」


(え?翡翠さんも何言ってるの?)


「おおっ、ありがたい、ではそこの男、私と勝負しろっ!!」


「は?何で?」


「馬騰殿の許可も得たしな、どちらが強いのか武人としては試してみたくなるのが道理だ、だから私と勝負しろっ!!」


「許可は得ていないだろ?」


「お前が良いと言えば良いだけなのだから許可は得ているっ!!」


「俺は良いと言っていないということは許可が降りていないのと一緒じゃないか。」


「では勝負の許可をしろっ!!」


「だからなぜ俺が勝負しないといけないのか説明してくれよ。」


「先ほども言っただろう、強い者がいれば武人としてはどちらが上なのか試してみたくなるのが道理だと。」


(うわっちゃー華雄将軍相変わらずだなぁ。)これは馬超。


(お姉様以上だもんねー)と馬岱。


(((((さすがは華雄将軍です、そこにシビれますっ!憧れますっ!!)))))と華雄配下の兵たち。


(((………)))何が起きているのか理解できていないのがほか多数。


「うん、何が言いたいのかは理解した。」


俺は今年一番のいい笑顔をしていたんだと思う。


「おうっ、では私と勝負だっ!!」







……………






…………






………






……











「だが断る!!」

いろいろやっちまった感が拭えませんがこんな感じです、

みんな大好き華雄将軍が出てきました、


…好きだよね?



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