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-悪女ヒロインと悪役令嬢- サバゲー令嬢の生き残り劇  作者: 南蛇井


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2/6

scene2 軽微なシナリオの修正

学園に到着する。

生徒たちからの羨望のまなざし、そしてすぐに近寄ってくる取り巻きたち。

すべて予定通りだ。

「ディアナ様今日もお美しいお姿ですわね」

青い髪…たしか…。

「おはよう!ラザンヌさん」

そう、この娘はラザンヌ…いつもディアナの周りでウロチョロするモブキャラ。

サバゲーの能力も低く、序盤でヒロインにコテンパン粉砕される雑魚キャラ。

…要らない…結論から言うと要らない。

私の役には立たない。

「ディアナ様今日の演習授業楽しみですわね。私もディアナ様の活躍が見られると思うとわくわくしますわ」


近づいてくるラザンヌとラザンヌの取り巻きたちからそっと目線を外した。

ワクワクなどしない。

この先…ラザンヌたちがヒロインにあっさりやられ私の前に大きな壁となって立ちはだかる可能性を見せつける展開。

悪役令嬢を処刑する結末へと近づく第一歩


ラザンヌ...役には立たない。

不要な情報と認識した。

そう今の私に不要な情報ほど無駄なことはない。

だって時間がない。

この先ディアナは必ずヒロインと王子に打ち殺される。

断罪イベントを回避するためのルートなんかなかった。

だったら打ち殺されない位強くなるしかない。

強い仲間とともに…ヒロインと王子を殺すしかない。

その決意と気持ちの焦りがモブたちを無視しろと言っていた。

今必要なことをしろと…。


1時限目

演習場


ここでは実戦形式のサバゲーの演習とチュートリアル的な要素が強い場面だ。

各々が自分の特性に合わせ好きな装備を選んでいく。

悪役令嬢であるディアナはヒロインと同じ武器を選ぶことになっているはず…こちら側に選択肢はない

そういう仕組みのはずだ。



「あっディアナさん!!」

私との距離を一気に詰め近づいてくる女性

見た目は可愛らしさの塊といったところだろうか…。

大きく見開いた青い瞳は汚れを知らず、すべての人間を惹きつけ吸い込んでいく。


そうだ…こいつがヒロイン…ゲームの主役…そして悪役令嬢ディアナを殺す張本人…つまり私の敵。

軽く会釈をしながら距離をおく。

近づいても良いことはない…出来ることなら一切関わらずイベントも発生させずやり過ごしたいぐらいだ。

「もーどうしたんですかぁ?ディアナさん冷たいぃ!一緒に装備を選びましょうよぉ」

さりげないボディタッチと近い距離感…人の心に入ってくるこの感覚。

悪意は…無い。

だけど…好きではない。

ここはイニシアチブを取らなければ…。

「私はこれが良いわ」

先に取る。

手に取ったのはスナイパーライフル

初心者向けの初期装備だが使い勝手は良い。


「あぁ!なんで先に選んじゃうんですかぁ?私と一緒のにしましょうよぉ!私はこれが良いなぁ」


そう…このゲーム悪役令嬢に選択肢はない...。

ヒロイン...リリア・ニールの選択した武器が強制的に適用される。


「ねぇディアナさんこのショットガンとか良くないですかぁ?私のショットガン好きなんですよぉ」

…好きじゃない...その武器は私の好みではない...。

「私はこれにするわ」

あくまで私は私の土俵で戦う...リリアの土俵に降りる気はない。

「えぇひどくないですかぁ一緒が良いですよぉ仲良くしましょうよぉ」

しつこくしてくるリリアを無視して歩き出す。

そう…相手のペースに乗ってはダメ...ゲームのシナリオ通りにはいかせない。


「もぉーディアナさんひどすぎぃ!じゃあ私もスナイパーになるぅ!」


…合わせてきた...崩したはずのシナリオが軌道修正された…?

軽微なシナリオの修正...影響は小さい。

この程度では悪役令嬢の死というエンディングは回避できない。

そういうことね。


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