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-悪女ヒロインと悪役令嬢- サバゲー令嬢の生き残り劇  作者: 南蛇井


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第一話 サバゲー令嬢になる scene1 目覚めそして気づき

目覚めるとそこは見たことがない景色だった

6畳一間のボロアパートには似つかわしくない天蓋付きのベッド

いつも寝ているぺらっぺらのせんべい布団とは比較にならないぐらいのふかふかの羽毛布団

常に何かの影になり日当たりなど存在しないはずの部屋には燦燦と朝日が差し込んでいた。

違う…ここは私の部屋じゃない。

明らかに豪華絢爛、居心地が良すぎて居心地が悪い

快適すぎて気持ちが悪い

そんな部屋…。

私は記憶をたどる…。

仕事…仕事して嫌味言われて嫌な気分で帰り酒を飲んで…今起きた…。

ベッドに横になりながら目だけ動かし様子をうかがう。

豪華絢爛でありながら品もある。

そもそも置いてあるものに高級感が漂っている。

家具についている紋章に目が行く。

見覚えがある…どこでだろうか?

おおよそ貧乏OLには縁のないこの豪華絢爛な部屋の雰囲気にふさわしいバラの花をモチーフにした紋章。

…ああ思い出した。

昨晩プレイしていたゲーム


伝説の奇げー


【サバゲー令嬢】


ヒロインとなってサバゲー界の頂点に君臨する悪役令嬢を断罪するべくサバゲー大会を勝ち進む。

最後はヒロインが協力して実弾を使って悪役令嬢を倒して王子と結ばれるという意味不明なゲーム。


そう…私はその奇ゲーを酒を飲みながらプレイしてクリアして…寝た…。

そして今現在の状況…。


「ディアナ様お目覚めでございますか」


この声…執事のフランソワ・ノイエール。


スキのない動き…たたずまい。

冷静かつ完璧な執事…悪役令嬢ディアナ・フォン・スォーゲルトを最後まで支えてくれる執事。

そっとベッドから起き上がりフランソワに目を向ける。


きれいな顔をしている…大きな瞳にショートカットの金髪…どことなく秘密めいた感じもあり悪役令嬢であるディアナよりよほどミステリアスな雰囲気を感じさせていた。


「ディアナ様…朝でございます」


…わかっている。

朝執事のフランソワが起こしに来るところからゲームは始まる

そして、この後は学校へ行きサバゲー授業だ。

わかってる。

なんでこんなことになっているのかはわからない。

でもこの世界でやるべきことはわかっている。

サバゲーで勝ち続ける事それだけが唯一の価値。

この世界ではサバゲーの強さが評価のすべてだ。


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