平安弥生のお習字王
平安弥生
副首都中学に通う中学一年生の女の子
ロングヘアーの清楚な美少女で
勉強と音楽を愛する学校でも名の知れた生徒である
ある日登校して弥生の机の上に
1枚のプリント用紙がおかれていた
「何かしら?」弥生は訝しげな表情で プリント用紙を
読んでみるとお習字倶楽部の部員募集のチラシのようだった。
「お習字倶楽部?」
プリントの最後には僕達で空海の高みを目指そうぜ!
と書かれていた。
弥生は空海を目指そうのフレーズになぜか心を打たれ
お習字倶楽部の教室を放課後に覗いてみようと決意した
お習字倶楽部の教室は一階の職員室の隣の教室で
授業では使っていないのか窓ガラスはほこりまみれだった。
扉には部員募集のチラシが端っこがお辞儀をした状態で貼られていた。
「こんにちは。お習字倶楽部に入部したいのですが…」 弥生は搾り出すような声で言った
戸を開けるとなかに肩まで伸ばした白髪と首の付け根まで伸ばした白髭の初老の男が座禅を組んで教室の中で一人座っていた
「なにようじゃ?小娘」
初老の男は座禅を崩さず片目を開いただけで言った
「お習字倶楽部のチラシを見て入部したいと思ったのです」
弥生のロングヘアーがフワリとなびいた
「お習字とはなんだ?」男は言った
「お習字は字を筆で書くのでしょう」
「甘いな小娘」
「甘い?」
「お習字とは戦争」
「戦争?」
「そうじゃ!戦争じゃ和紙と筆を使った戦争なのじゃ」
「和紙と筆を使った戦争?」
弥生は背筋をピンと伸ばした
「お習字…すなわち墨ハルマゲドンなのじゃ!」
「墨ハルマゲドン!?」
「さよう!墨ハルマゲドン」
初老の男は首を少し上げてから話を続けた
「いまお習字界は未曾有の危機にさらされておる。その危機から救うためには墨汁と和紙そしてワシが精魂込めて作った毛筆だけなのじゃ」
「そして…君のような若い才能がいれば」
「若い才能…」弥生はポツリと言った
「君の名前は何というのかね?」
「平安弥生です中学2年生です」
「ほう…素敵な名前じゃないか…」
「ありがとうございます」
「お習字に興味があってこの教室の門を叩いたということはお習字界の危機からの救出を手伝ってくれるのじゃな」
「私にはなにができるのかはわかりませんができることならしようと思います」
「できる。墨ハルマゲドンという最悪のシナリオを回避するには君には過酷な試練が待ち受けているがやってもらえるかな?」
「わかりました。私がお習字界の危機を救うため立ち上がります」
「その心意気しかと受け取った」
男はそう言って立ちあがった
「それで私はなにをすればよいのでしょうか?」
「うむ…」男は咳をコホンとしたあと
「制服を脱ぐのじや」
「制服を脱ぐ?下着姿になれと言うのですか?」
「そうじゃ…和紙の前では真っ裸でないと邪念が入りいかんのじや」
「真っ裸…」弥生は動揺した
「なにをしておるさっさと服を脱がんか!」
男は少し苛立ったのか口調を強めて言った
弥生は渋々制服も下着も全部脱ぎ生まれたままの姿で教室の中央に立っていた
「これで良いですか?」弥生は顔を赤らめて言うと
「うむ…素晴らしい裸体じゃ」
「恥ずかしいです」
「本番はこれからじゃ!」
そう言うと男は服をすべて脱ぎ捨て裸の弥生に飛びかかってきた
「きゃ!」弥生が悲鳴をあげたその時
「それまでだ!」男達の声が教室の中になだれこんできた
「警察だ!未成年不同意性交罪で逮捕する」
男達は裸の老人を取り押さえそのままパトカーでどこかいってしまった
「なんだったの」
裸のままの弥生はただ一人ポツリと呟くしかなかった




