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内容改変の意義

 前回の検証で「読むと死ぬ話」の複製及び他媒体への変換が容易にできると判明しました。

 これに好奇心を刺激された私は、テキストファイルを写真や動画で撮ったり、写真や動画で撮った文章を文字に書き起こしたり等、複製した「読むと死ぬ話」をさらに複製しました。

 いずれの場合も呪いは機能し、検証に関わった人間は残らず死にました。

 死という強力な効果があるにも関わらず、複製に関する制約はかなり緩いようです。


 ここまで試した私はさらなる興味を抱きました。

 「読むと死ぬ話」の内容を改変しても効力は保たれるのでしょうか。

 翻訳程度の改変なら問題ないことは、大野さんのおかげで分かっています。

 ではどこまで変えると呪いが失われるのでしょう。


 とりあえず第一段階として、江戸時代に書かれた「読むと死ぬ話」の「翻訳版」を用意しました。

 この物語に出てくる地名や人名、セリフの語尾を現代風にアレンジしていきます。

 ただし大筋の展開はそのままで、時代設定だけ変更します。


 それらの改変を知人の編集者の佐藤さんに頼みました。

 次に佐藤さんが執筆した「改変版」を短期バイトの田手さんに読んでもらいます。

 以上が実験の手順です。

 「翻訳版」を参照した佐藤さんの死は確定として、「改変版」のみ読んだ田手さんの安否が気になるところです。

 私は訃報を期待して数日を過ごしました。


 その後、二人とも同じ日に喉を切り裂いて自殺しました。

 死亡時期と死因が一致しており、これくらいの改変なら呪いの効果に影響がないことが明らかとなりました。

 次の検証ではさらなる改変にチャレンジしようと思います。


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