序章 僕が死のうと思ったのは。
どうも、素足の詩人です。今回の作品は『死』を身近に感じ始めたのがきっかけで書き始めた作品になります。人は何時から死を意識するのか、自分なりの答えになりますが読んでいただけると嬉しいです。
・・・僕が死のうと思ったのは、何故だろう?
そもそも何で自分は死のうと思ったのだろう、机の上に置かれているネットで買った成分も分からない、薬の小瓶をベッドからボーっと眺めながら考えのまとまらない頭で試行してみる。
あぁ、頭痛が痛い。吐き気もする。
そんな状態の頭では浅い考えしかできない。酷く痛む頭を庇いながら薄暗い部屋で、ぼやけた天井を眺めながら、朝の8時30分になるまで光ることの無い携帯のアラームを待っている。
今日が始まるまで、あと1時間30分。大きく息を吸い錆び付いて鈍くなった思考のループに少しずつ潜っていく。
僕の変わらない日常がやってくるまで、あと30分。今日もきっと大学には行けそうにないだろう、二度寝をすることを決心して、布団を被る。
携帯のアラームが鳴るまで、あと1分。ところで、どうして僕は死のうと思ったのだろう。そこが気になり二度寝をすることを止めた。
アラームが鳴り僕の今日がが始まる。そして、僕の日常は、この日を境に少しずつ変わり始めてしまったのだ。