第3章―会社発展編 第28話 とあるスーパーの仕入れ担当(スーパー社員side)
長い目でお付き合い頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
大都市から若干離れた中核都市の市内近隣にドミナント化として5店舗ほどを出店して戦後立ち上げた企業として、売上は若干黒字であり、地元にもサービスが好評を得ている会社に勤めている。大学卒業後地元に就職したく、とりあえず気づいたらスーパーで働いていた。
店舗にて商品担当で働いていたが、数年もすると本社に呼ばれ仕入れ担当に異動した。
会社自体も安定した運営をしていたある年に、うちのスーパーがある中核都市に大手のショッピングモールができてしまい、近隣のお客様の流れが大きく変わり、食品の購入の基本ルートがみんなショッピングモールに代わってしまった。とりあえず休みの日はショッピングモールにて買い物して遊ぶが近所のみんなの日常になった。
その影響により、会社が運営していた5店舗の売上減少が止まらず厳しい状況が続いた。商品が売れないから賞味期限の短い商品が残る。さらに売れなくなるという負のスパイラルに陥った。
そんなある日、社長が息子たちは会社に興味もなく東京でサラリーマンをしており、後継者もいない状況であった為に会社を事業譲渡するのではないかと他の社員たちの噂を小耳にはさんだ。
そこまで会社が追い込まれているのかな。と思った。確かに最近現場では、売り上げ減少による多くの売れ残り商品の賞味期限チェックによる業務が負担になってきたと聞いていた。本社の仕入れ担当の自分としては、在庫を抑えて注文しようと考えていたが、店舗の負担の増加までは他人事のように聞いていた。
厳しい環境の続く中、5店舗まで広げた会社を経営サイドは、会社を売却する結論を出しているとは思わなかった。
仮に買収されるという前提の中、ショッピングモールに進出されて、売上減少の店舗を含めた会社を買い取ってくれる奇特な会社があるのだろうか。もしくはショッピングモールに勝てそうな大きなブランドの会社が、こんな片田舎の会社を買うメリットがあるとは思えないわな。
それから1カ月もたった時だった。朝礼で集合をかけられ、みんなが集まった中、社長より
「会社を投資会社に譲渡する事になった。運営は先方に任すことにしたので、この後話すことになる。雇用・給料に関しては、現状維持だから心配しなくていいので安心してほしい。それでは、紹介する。」
社長が一度部屋の外に顔を出し、見たことない人を呼び出した。
「投資会社の梅田さんです。詳細は梅田さんから話します。では、お願いします。」
「梅田俊和です。大手のショッピングモールが参入し、厳しい中皆さんには、大きな決断をしてもらいたい。私どもの投資会社と一緒に働くことに問題ないと結論を出した方には、雇用も給料ももちろん継続をお約束する。このままではこの会社は、ショッピングモールにすべて取られてしまうので、スーパーという企業形態は捨てる必要がある。弊社傘下の薬局の中で食品を併売する「スーパードラッグ」という店舗形態を考えている。もちろん5店舗に関してもドラッグストアに店舗をリニューアルし、ドラッグストアの中で食品の販売をしていく「スーパードラッグ」という形態で運営していく予定だ。
このスーパーの本社社員は、薬局のある本社の方に異動となるので、転勤が必要となりますがこの場所の近辺となるので大きな問題はないと思います。如何でしょうか。」
その話を聞いて、スーパーも薬局も違いがわからないので、特に問題はない。むしろ規模が大きくなるので、仕入れの規模も大きくなり、大変だけどやりがいを感じるので、願ったりと思えてきた。
この会社のままでは、市内のみの中規模の会社だが、多店舗展開の将来性のある会社になる気がする。新鮮な気持ちで仕事ができると感じた。
後日、会社はAtoB薬局に吸収され、名前を変えて全国展開する事になり、当人は引き続き食品の冷凍の仕入れ担当として、給料も以前よりかなり大きな金額となってやりがいのある毎日となった。
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1999.3 投資会社立ち上げ
1999.3 高校卒業
1999.4 投資会社 名古屋駅前に本社移転
1999.5-7 親族や佐藤さんなど即戦力入社
1999.8 不動産会社買収
1999.9 システム部門立上 システム開発開始
1999.10 薬局/病院資本参入
1999.11 病院/専門学校買収
第3章完となります。ここまでお付き合いして頂きありがとうございます。
また感想もありがとうございます。
2000年に入る第4章執筆中です。少しだけお時間を頂きますので
開始まで少々お待ちください。尚、明日は3章に出た人物と組織を記載します。
数多くの小説の中で、私の小説を読んで頂きありがとうございます。
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選挙っぽくしてすみません。
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